河内将芳『祇園祭と戦国京都』角川叢書、2007年
思えば河内将芳氏の本は京都に行った時に買ってきた。ふたば書房京都駅八条口店の展示が見やすかったせいでもあった。
祇園祭というと、朧谷寿先生のお話を町家で聴くのが楽しみだったが、仕事が変わってからご無沙汰している。
さて、祇園祭も前祭と後祭が復活してから、見に行く機会が減ってしまった。人混みを考えると、体力のなくなったことで、熱中症などが怖くて、身動きの取れない宵山は遠慮したい。行事は多々あるが、町衆でもない部外者が見れるのは、鉾建てから宵山までである。山鉾巡行は観覧席から二度ほど観たが、御池通の市役所前の観覧席は南向きなので日焼け対策が必要だった。配られたサンバイザーでは暑さしのぎにはならかった。
それよりも、快適な部屋で河内将芳探偵が解き明かす祇園祭の謎を楽しむ方がいい。
全5章ある。
本が書かれた当時は32基だった。
まず、自分の知識のアップデートから始める。京都検定用でもある。
1966年から合同で行なっていた山鉾巡行も2014年から前祭と後祭に分かれ(復興ともいう)、大船鉾(おおふねほこ)が復帰して33基となった。
前祭(さきのまつり、7月17日)
曳き鉾7基、曳き山1基、傘鉾2基、舁き山13基
後祭(あとのまつり、7月24日)
曳き鉾1基(大船鉾2014年復帰)、曳き山2基、舁き山7基、鷹山(休山)唐櫃で巡行参加
くじ取らず
前祭
長刀鉾 先頭
函谷鉾 5番
放下鉾 21番
岩戸山 22番
船鉾(ふねほこ)23番最後
後祭
橋弁慶山 先頭
北観音山 2番
南観音山 6番
大船鉾 最後
#河内将芳 #中世史 #京都 #祇園祭
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