読書時間

『誰も読まなかったコペルニクス』(2005)

オーウェン・ギンガリッチ、柴田裕之訳『誰も読まなかったコペルニクス』早川書房、2005年 天文学の話題は、子午線の長さを計測する話があった。途中まで読んだが、また続きを何処かで読もう。 2020-06-05『万物の尺度を求めて』(2006)...
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『理想のリスニング』(2020)

阿部公彦『理想のリスニング 「人間的モヤモヤ」を聞きとる英語の世界』東京大学出版会、2020年 何で語学の本を買うのでしょうか。受験するわけでもないのに。洋書を読んでいてモヤモヤ感があるので、誤訳の定番にハマっていないか調べるためです。それ...
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『意味の深みへ 東洋哲学の水位』(2019)その2

井筒俊彦『意味の深みへ 東洋哲学の水位』岩波文庫、2019年第2刷 第2論文「文化と言語アラヤ識ーー異文化間対話の可能性をめぐってーー」 「文化とは、そもそもどのようなものであるのか。(省略)世のなかには、特に人間的経験の事象の場合、それを...
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『徒然草をよみなおす』(2020)

小川剛生『徒然草をよみなおす』ちくまプリマー新書、2020年 秋の夜は『徒然草』を読むに相応しい時です。尤も小川剛生氏は兼好を単なる遁世者の随筆とは見ていません。 まず、第一一段の「栗栖野(くるすの)」における兼好の意図は何かと問います。 ...
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『意味の深みへ 東洋哲学の水位』(2019年)

井筒俊彦『意味の深みへ 東洋哲学の水位』岩波文庫、2019年第2刷 コロナのせいで2月に買ってからすっかり忘れてしまっていた。問題意識も忘れたので、取り敢えず、課題である第7論文「意味分節理論と空海ーー真言密教の言語哲学的可能性を探るーー」...
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『『パサージュ論』熟読玩味』(1996)

鹿島茂『『パサージュ論』熟読玩味』青土社、1996年第2刷 読書する時間が少なくなったと感じるこの頃、鹿島茂氏の『『パサージュ論』熟読玩味』(青土社、1996年)を読む意味についてまず書いておかねばなるまい。 鹿島茂氏が「まえがき」で『パサ...
東都手帖

東都散歩は銀座奥野ビル

宮島亜紀 銅版画展 巷房・1(3階)銀座奥野ビル 2020年10月12日(月)〜17日(土)12時〜19時 ヌコラリス 銅版画展 巷房・2(地下)銀座奥野ビル 2020年10月12日(月)〜17日(土)12時〜19時 権藤凱曉 銅版画展 巷...
散歩時間

「はいからさんが通る」を観る

宝塚花組の『はいからさんが通る』 東京宝塚劇場 2020年10月9日(金)〜11月15日(日) 2020年10月11日(日)の公演を観る。あきらさん、音くりさん、まいこつさんが出るので足を運んだしだい。東京宝塚劇場も久しぶりすぎて涙が出る。...
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『明智光秀と近江・丹波』(2019)

福島克彦『明智光秀と近江・丹波 分国支配から「本能寺の変」へ』淡海文庫63、サンライズ出版、2019年第2刷 「近江」という字と「淡海」の字で「シガモノ」と認め「ここ滋賀」で購入した。寝る前に読む本だ。 第一章 美濃・越前・京 第二章 光秀...
散歩時間

『古代中世 日本の読書』(2020)

第32回慶應義塾図書館 貴重書展示会 「古代中世 日本人の読書」 2020年10月7日(水)〜13日(火)丸善・丸の内本店4階ギャラリー 今年の目玉は、『論語』の伝世最古写本といわれる『論語疏(ろんごそ)』の展示だった。『論語疏』は正式には...