2018年08月購入古書
花火が終わった後は、本はしばらく買わなくてもすむはずと思っていたが、どこかの箱に入っているやつより、本屋の棚にあった方が探しやすいので、買って読むことになった。
若者が漠然とした不安を感じて酒を飲んで紛らわそうとして呼び出された。この不安との付き合い方を高坂正堯が書いていたのを思い出した。精神科医の話ではなく、文明論の話だ。
渡部昇一はドイツとイギリスに留学しており、英語学を研究したので、アングロサクソンと日本人を色々と比較してくれる。
孟子を探していたら、古書肆右左見堂にあった。論語と孟子はセットで読みたい。
水木しげるが西洋の妖精(フェアリー)を解説した本。オールカラー。西洋の妖精も水木先生にかかれば日本の妖怪と地続きだ。目に見えないものの存在は世界中で語られてきた。
久しぶりに中尾佐助の本を見つける。文化史であるから花卉園芸文化を洋の東西で比べるわけだが、花はなぜ美しいのかという美意識を問うことから始まる。
【思想】
小林勝次訳『孟子(上)』岩波文庫、1968年、2003年第46刷
小林勝次訳『孟子(下)』岩波文庫、1972年、2003年第39刷
【歴史】
高坂正堯『文明の衰亡するとき』新潮選書、1981年、1982年第7刷
中尾佐助『花と木の文化史』岩波新書、1986年
渡部昇一『アングロサクソンと日本人』新潮選書、1987年
【知】
水木しげる『妖精画談』岩波新書、1996年
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