藤本龍児『宗教のアメリカ』岩波新書、2026年
小林秀雄の『モーツァルト・無常ということ』(新潮文庫、1961年)の「偶像崇拝」で信仰の死にさらっと触れていたのを思い出した。
日本の現在は墓じまいや寺じまいが話題になっている。少子化社会という縮小化は当たり前だった景色を変えようとしている。
世界情勢を見るとイスラム宗教勢力が拡大しているが(注1)、アメリカの福音派は減少しているにも関わらず(注2)、政治やメディアの発言力が増しているように見える。
本書はイデオロギー的世俗主義を批判してポスト世俗主義の議論が展開される。宗教抜きで現代は語れない。
(注1)
THE FUTURE OF WORLD RELIGIONS: POPULATION GROWTH PROJECTIONS, 2010-2050, Pew Reserch Center,2015.4.2
https://www.pewresearch.org/religion/2015/04/02/muslims/
(注2)
Decline of Christianity in the U.S. Has Slowed, May Have Leveled Off, Pew Reserch Center,2025.2.26

『宗教のアメリカ』(2026)

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