今日読む本(その3)

断片記憶

仕事の本は捨てられるか?

趣味の本についての考察をしたので、仕事の本についての考察を加えようと思う。この場合、仕事とは過去・現在・未来にわたるものであることに留意したい。人生は学校を出たあとは仕事をして過ごすことになる。職を転々とすることなく同じ業種に長く携われたのは幸せなことだと考えている。

私の仕事は実務を扱うので、過去の本は、信頼に足らないので毎年改定される基本書を手元に置く。過去の本が必要になるのは、ケースを解釈するに当たり、制度趣旨を知りたくなる時だ。ビジネスの世界では制度設計で想定されていないことはよくある。実務は導入時に習得して、あとは差分を更新してゆくのが基本だから、必要なのは参照文献であり、調べる順序もある程度決まっている。

仕事の本は道具なので使える本であることが求められる。陳腐化すれば怖くて使えなくなる。改訂版が出れば、前のは容赦なく処分するし、マーカーで重要箇所を引いているので古本価値がない。資源ごみに回すか、取ってある。

仕事の本は必要ならば何度も買い直すから、捨てられるということになる。

仕事の本は消耗品である。

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