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『英文解釈の着眼点』(2002)

桜井博之『英文読解の着眼点ー言い換えと対比で解く』駿河台文庫、2002年、2015年改訂版第1刷 野矢茂樹『論理トレーニング 101題』(産業図書株式会社、2001年)で論理関係は接続関係であると書いてあった。7つの接続関係だけでは少し物足...
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『杜牧詩選』(2004)

松浦友久・植木久行編訳『杜牧詩選』岩波文庫、2004年 久しぶりに「江南春絶句」「山行」を読む。晩唐の士大夫の詩を読んで楽しくなるのは、知っている漢詩だからということもある。七言絶句は絶品だ。 赤壁も七言絶句だが、良さは分からない。
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『中世都市 鎌倉 遺跡が語る武士の都』(2005)

河野眞知郎『中世都市 鎌倉 遺跡が語る武士の都』講談社学術文庫、2005年 「鎌倉の場合、三方をとりまく山の間には、手の指をひろげたように小さな谷(すべて"やつ"と発音する)が切れこんでいて、その一つひとつに「◯◯ケ谷」という地元の慣用名が...
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『雛を包む』(2006)その2

有吉玉青『雛を包む』平凡社、2006年 最後に「初釜」というエッセイがある。初釜で毎年同じお軸だと言ったり、同じ茶道具だと愛でたりしてたわいもなく喜ぶ人々が活写される。しかし、そのメンバーの中からが一人欠けた初釜では、年々再々が喜びであるこ...
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『論理トレーニング 101題』(2001)をしてみる

野矢茂樹『論理トレーニング 101題』産業図書株式会社、2001年、2014年第41刷 書誌情報 『論理トレーニング』(1997年)の続編である。教科書に対して問題集というわけである。教科書と違い独習にも配慮して解答が付いている。 メモをし...
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『なぜ歴史を学ぶのか』(2019)

リン・ハント、長谷川貴彦訳『なぜ歴史を学ぶのか』岩波書店、2019年 日経新聞の書評(2019時11月30日)を見て、このテーマの今日的意義を確認するために購入した。E. H. カー、清水幾太郎訳『歴史とは何か』(1962年、2018年第8...
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『上海』(1942)

殿木圭一『上海』岩波新書、1942年、2019年第3刷 2019/11/27 東京堂書店 本書の原稿が書店へ渡されたのが1941年12月6日と後書きに書いてあった。米英に宣戦布告する2日前である。「中国の半封建的半植民地的地位からの脱却は、...
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『雛を包む』(2006)で書かれた京都

有吉玉青『雛を包む』平凡社、2006年 有吉玉青(たまお)氏のエッセイは母佐和子のことを綴ったものという印象があったが、これは茶席の話が多かった。私はお茶はやらないし、絵画や道具にも目が悪くなってから興味を持てなくなった。 それでもページを...
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『ヨーロッパ戦後史 上』(2008)その2

トニー・ジャット、森本醇訳『ヨーロッパ戦後史 上』みすず書房、2008年 書誌情報 POSTWAR A Hgstory of Europe Since 1945 by Tony Judt William Heinemann 2005 前に読...
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『古代朝鮮』(2004)

井上秀雄『古代朝鮮』講談社学術文庫、2004年、2012年第14刷 書誌情報 『古代朝鮮』NHKブックス172として1972年に刊行された。文庫化に当たり解説の鄭早苗大谷大学文学部教授(当時)が校訂した。著者ともに故人。 「歴史の研究目的は...