読書時間 『法律家シェイクスピア』(1989) 小室金之助『法律家シェイクスピア』新潮選書、1989年 著者の小室金之助(1928-2015)は法学者で弁護士だったので、法律の専門家である。シェイクスピアの作品に法律問題や法律用語が出てくることで、シェイクスピアは何者感があるが、「シェイ... 2024.12.09 読書時間
読書時間 『世界の名著続5 トマス・アクィナス 神学大全』(1975) 山田晶訳『世界の名著続5 トマス・アクィナス 神学大全』中央公論社、1975年 上山春平(1921-2012)と山田晶(1922-2008)との対談を月報で読んだことは前に書いた。「聖トマス・アクィナスと『神学大全』」という解説も面白かった... 2024.12.02 読書時間
読書時間 『竹林の七賢』(2024)を読んで絵画を見たくなる 吉川忠夫『竹林の七賢』講談社学術文庫、2024年 「竹林の七賢」は3世紀中国の魏晋の時代の人であるという。山濤(さんとう)、阮籍(げんせき)、嵆康(けいこう)、向秀(しょうしゆう)、阮咸(げんかん)、劉怜(りゆうれい)、王戎(おうじゅう)。... 2024.12.01 読書時間
読書時間 『マルレーン・ハウスホーファー短編集 人殺しは夕方やってきた』(2024) マルレーン・ハウスホーファー、松永美穂訳『マルレーン・ハウスホーファー短編集 人殺しは夕方やってきた』書肆侃侃房、2024年 宮島亜紀さんが装丁・挿画を担当しているのは、文芸誌の『食べるのが遅い』に掲載した短編に挿画を描いたことによる。 マ... 2024.11.14 読書時間
読書時間 『中世政治思想講義ーーヨーロッパ文化の原型』(2024) 鷲見誠一『中世政治思想講義ーーヨーロッパ文化の原型』ちくま学芸文庫、2024年 序章 ヨーロッパ文化の四つの基本的構成要素 第一番目 ギリシアの哲学 第二番目 古代ローマの法律・政治の理念と制度 第三番目 キリスト教の信仰 第四番目 ゲルマ... 2024.11.12 読書時間
読書時間 On Writing(2020) Stephen King. On Writing, Scribner,2020 立ち読みしたForewordに載っていたエピソードがこの本の執筆事情であった。 One night while we were eating Chinese b... 2024.10.24 読書時間
読書時間 『歴史学はこう考える』(2024)その2 松沢裕作『歴史学はこう考える』ちくま新書、2024年 第2章は自身の研究なので、細かいニアンスが伝わってきた。これからは他者の論文を読み取る話になる。 第3章では中央政府の政治家たちの行動に注目するタイプの研究(政治史の一つ)として高橋秀直... 2024.10.09 読書時間
読書時間 『歴史学はこう考える』(2024) 松沢裕作『歴史学はこう考える』ちくま新書、2024年 歴史家は何をしているのか。 歴史家といわれる人達が、「歴史家が実際にやっていることは、歴史家以外の人びとにはそれほど知られていないのではないかと思っています。さらに正直に言うと、実は歴史... 2024.10.05 読書時間
読書時間 『読書術』(2000)その2 加藤周一『読書術』岩波現代文庫、2000年、2023年第26刷 本書の構成は以下である。 Ⅰ どこで読むか 1.寝てもさめても 本はどこで読んでもよい。ベッドが最高! 2.幾山河 通勤電車の時間を読書に充てる話で、ラテン語文法を一年で覚えた... 2024.10.02 読書時間
読書時間 『読書術』(2000) 加藤周一『読書術』岩波現代文庫、2000年、2023年第26刷 加藤周一(1919-2008)の『読書術』(光文社、1962年)を読んだのは高校生くらいだったかと思う。KAPPA BOOKS版は手頃だった。本書に1992年師走の跋文があるの... 2024.10.01 読書時間