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ようやく、寺島実郎『世界認識の再構築 十七世紀オランダからの全体知』に帰ってくる

寺島実郎『世界認識の再構築 十七世紀オランダからの全体知』(岩波書店、2025年)時間が経ったので忘れてしまった。最初から読み直している。情報量が多いので、ゆっくり確認しながら読むか、繰り返し読むことをしないと知識としてあやふやになって使え...
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『古典注釈入門 歴史と技法』(2026)を読む(その2)

鈴木健一『古典注釈入門 歴史と技法』ちくま学芸文庫、2026年第2部 注釈の歴史を辿る67頁から237頁と本書の大半は注釈書の歴史である。結論として、注釈は時代性を伴う。したがって相対化される必要がある。第3部 注釈の技法古典における最善本...
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『古典について』(2021)を読む

吉川幸次郎『古典について』講談社学術文庫、2021年(書誌情報)『古典について』(筑摩書房、1966年)を原本に旧字体は新字体に改め、引用などの体裁を整理・統一し、編集部により注記を〔 〕で示してある。解説は小島毅氏で、池田亀鑑『古典学入門...
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『古典注釈入門 歴史と技法』(2026)を読む

鈴木健一『古典注釈入門 歴史と技法』ちくま学芸文庫、2026年(書誌情報)岩波書店より岩波現代全書として2014年刊行されたものを文庫化した。古典についてどのテキストを読むかが重要である。最初のうちは全体像が見えない。注釈書のガイドのような...
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『宗教のアメリカ』(2026)を読む

藤本龍児『宗教のアメリカ』岩波新書、2026年小林秀雄の『モーツァルト・無常ということ』(新潮文庫、1961年)の「偶像崇拝」で信仰の死にさらっと触れていたのを思い出した。日本の現在は墓じまいや寺じまいが話題になっている。少子化社会という縮...
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『継体天皇 六世紀に現れた世襲王権の「始祖王」』(2026)を読む

河内春人『継体天皇 六世紀に現れた世襲王権の「始祖王」』中公新書、2026年『倭の五王』(2018)の著者の続編とも言うべき『継体天皇』(2026)は楽しみにしていた。「従来、継体天皇登場直前の後世紀後半の王権について、倭の五王の最後である...
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『モーツァルト・無常ということ』(1961)を読む(その4)

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷「偶像崇拝」を読む。小林秀雄が「赤不動」をつまらぬ絵と断じる話から始まる。むしろ、「来迎図」だろうと云う(注)。「私達の間では、もはや過去の信仰は死んでいるのであ...
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『日本書紀(五)』(1995)を読む

坂本太郎・家永三郎・井上光貞・大野晋校注『日本書紀(五)』岩波文庫、1995年、2025年第24刷巻第二十七は天命開別天皇(あめみことひらかすわけのすみらみこと)すなわち、天智天皇の話であるが、中大兄皇子として活躍する話は『日本書紀(四)』...
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『モーツァルト・無常ということ』(1961)を読む(その3)

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷「蘇我馬子の墓」を読む。堀辰雄の『大和路・信濃路』(1943)は私の好きな作品である。紀行文の形であるが、小林秀雄の「蘇我馬子の墓」(『芸術新潮』昭和25年2月号...
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『モーツァルト・無常ということ』(1961)を読む(その2)

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷「実朝」を読む。小林秀雄の『吾妻鏡』の読み方がよかった。史家でなく文学者の読み方である。『吾妻鏡』の潤色がかえって真実を伝えているというのだ。承久元年正月廿七日の...
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『モーツァルト・無常ということ』(1961)を読む

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷前回は「無常ということ」について書いたので、今回はそれ以外を読んでいる。通勤電車で読むには少し長いエッセイも多いことに気がついた。以前読んだことはすっかり忘れてい...
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「無常ということ」を読む

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷「無常」を扱ってきたので、どうしても小林秀雄を出さないわけにはいかなくなる。これはある年代以上のことだろうと思う。そうなると唐木順三も出てきて、3ヶ月の読書計画は...
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『無名抄』(1975)を読む

高橋和彦編『無名抄 -付瑩玉集-』桜楓社、1975年、1991年3刷久々に鴨長明の『無名抄』を読む。和歌を論じた歌論集であるが、鴨長明の筆はそこに止まらない。劇的な場面を描く物語の顔もある。説話集としての『発心集』の語り口が、ここでも出てく...
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『方丈記・発心集』(1976)を読む

三木紀人校注『新潮日本古典集成 方丈記 発心集』新潮社、1976年、1995年12刷小西甚一校注『一言芳談』(ちくま学芸文庫、1998年)の臼井吉見の解説を読んでも、鴨長明の『無名抄』や『発心集』が出てこないので、私が触発された考えを確かめ...
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『一言芳談』(1998)を読む(その2)

小西甚一校注『一言芳談』ちくま学芸文庫、1998年、2022年第2刷『一言芳談』という念仏者達の熱い信仰の話を通勤電車の中で読んできたわけだが、改めて日本の中世と呼んでいる時代を思う。信心の内実は、しかし、残された本からではわからない。この...
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『一言芳談』(1998)を読む

小西甚一校注『一言芳談』ちくま学芸文庫、1998年、2022年第2刷兼好と長明の対比臼井吉見の解説を読むと、兼好一点張りであって、鴨長明は抒情歌人でしかない。「両者の決定的なちがいは、その無常思想に由来するに相違ない。長明のそれは、おもに外...
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『「王」の誕生 古代中国文明の戦争・祭祀・階層』(2026)を読む

落合淳思『「王」の誕生 古代中国文明の戦争・祭祀・階層』角川新書、2026年古代人の思考の「合理性」について論じていた。その時に頭に浮かんだのは「野生の思考」(クロード・レヴィ=ストロース、大橋保夫訳『野生の思考』(みすず書房、1976年)...
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『戦国史研究』第91号を読む

戦国史研究会編『戦国史研究』第91号、戦国史研究会、2026年3月25日発行「山崎の合戦に遅刻した羽柴秀吉」馬部隆弘日本経済新聞の2026年4月6日朝刊に「山崎の合戦、秀吉は遅参? 明智光秀と決戦の直前」という記事があった。oazoの歴史コ...
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『名著誕生展 ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅲ+』(2026)その2

印刷博物館学芸企画室編『名著誕生展 ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅲ+』印刷博物館、2026年企画展の図録である。西洋中世史の藤崎衛氏の「書きつづけた教皇ーーピウス2世の生涯と「名著」」は、ルネサンス期の教皇の世俗性を論じた後、教皇ピウス2世の生...
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『指示と存在 存在しないものに固有名はあるか』(2026)を読む

ソール・クリプキ、八木沢敬訳『指示と存在 存在しないものに固有名はあるか』平凡社ライブラリー、2026年(書誌情報)ソール・A・クリプキが1973年にオックスフォード大学で『指示と存在』と題してジョン・ロック講義を行った。「その講義を文字に...