読書時間 『日本の名著 西田幾多郎』(1970) 上山春平『日本の名著 西田幾多郎』中央公論社、1970年上山春平は解説「絶対無の探求」のなかで、西田幾多郎の生誕百年の意義をNHKからの電話で問われたエピソードから始めている。西田幾多郎の評価はすでに難しいものとなっていた。上山春平は西田幾... 2018.09.27 読書時間
読書時間 『戦国大名と分国法』(2018)その3 清水克行『戦国大名と分国法』岩波新書、2018年この『戦国大名と分国法』について、いつものようにまとめずに終わっていたのであるが、日経新聞に平山優氏が書評を寄せていた(2018年9月22日)のを読んで、私なりに整理しておく必要性を感じた。「... 2018.09.24 読書時間
読書時間 『方法序説』(2001)を読む デカルト著、谷川多佳子訳『方法序説』ワイド版岩波文庫、2001年、2003年第3刷さて、ヴァレリーの「デカルト」を読んでいよいよ和室の本棚にある『方法序説』を取り出して読むことにする。『方法序説』は6部に分かれている短い本だ。もとは、3つの... 2018.09.23 読書時間
読書時間 ヴァレリーの「デカルト」を読む 東宏治・松田浩則編訳『ポール・ヴァレリー ヴァレリー・セレクション 下』平凡社ライブラリー、2005年改題で「デカルト」が1937年7月31日「第9回国際哲学学会」の開会式に際してソルボンヌ大学で行われた講演がもとになっていることが分かる。... 2018.09.22 読書時間
読書時間 『ヴァレリー・セレクション』の宣伝文句に引っかかる 東宏治・松田浩則編訳『ポール・ヴァレリー ヴァレリー・セレクション 上』平凡社ライブラリー、2005年Paul Valéry(1871-1945)の批評を22篇選び新たに訳したもの。『ヴァリエテ』を中心に選んでいる。研究所の本棚に挿してあっ... 2018.09.21 読書時間
読書時間 『芭蕉 百五十句』(1989) 安東次男『芭蕉 百五十句 俳言の読み方』文春文庫、1989年安東次男(あんどう つぐお)は何で評釈の手直しを3度、4度と刊行本でしたのだろうか。伊藤仁斎は手直しを入れ続けたが、生前刊行はしていない。安東次男はそれだけ松尾芭蕉の徘徊に腰を据え... 2018.09.19 読書時間
読書時間 『花と木の文化史』(1986) 中尾佐助『花と木の文化史』岩波新書、1986年「花はなぜ美しいか」という命題を取り上げて、本能的美意識と文化的美意識を論じている。「植物界を広くみて、また人間の文化を通し、人間の歴史を通して植物をみて、花や植物の世界と人間との関係は複雑多様... 2018.09.18 読書時間
読書時間 『大坂堂島米市場』(2018) 高槻泰郎『大坂堂島米市場』講談社現代新書、2018年読んでからまとめをしないで放置していたが、思わぬところで本書が役に立った。金融庁が主催した「明治150年」関連シンポジウム〜明治時代の金融制度が果たした役割〜(2018年9月6日)で、宮本... 2018.09.15 読書時間
読書時間 『妖精画談』(1996) 水木しげる『妖精画談』岩波新書、1996年水木しげるが西洋の妖精(フェアリー)を解説した本。オールカラー。西洋の妖精も水木先生にかかれば日本の妖怪と地続きだ。目に見えないものの存在は世界中で語られてきた。Ⅰ 水に出るもの 30Ⅱ 里に棲むも... 2018.09.14 読書時間
読書時間 『戦乱と民衆』(2018) 磯田道史、倉本一宏、F・クレインス、呉座勇一『戦乱と民衆』講談社現代新書、2018年国際日本文化研究センターの一般公開シンポジウム「日本史の戦乱と民衆」(2017年10月)をもとに、ディスカッションを加えて作られた本。2018年3月8日にク... 2018.09.12 読書時間