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『大坂堂島米市場』(2018)

高槻泰郎『大坂堂島米市場』講談社現代新書、2018年読んでからまとめをしないで放置していたが、思わぬところで本書が役に立った。金融庁が主催した「明治150年」関連シンポジウム〜明治時代の金融制度が果たした役割〜(2018年9月6日)で、宮本...
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『妖精画談』(1996)

水木しげる『妖精画談』岩波新書、1996年水木しげるが西洋の妖精(フェアリー)を解説した本。オールカラー。西洋の妖精も水木先生にかかれば日本の妖怪と地続きだ。目に見えないものの存在は世界中で語られてきた。Ⅰ 水に出るもの 30Ⅱ 里に棲むも...
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『戦乱と民衆』(2018)

磯田道史、倉本一宏、F・クレインス、呉座勇一『戦乱と民衆』講談社現代新書、2018年国際日本文化研究センターの一般公開シンポジウム「日本史の戦乱と民衆」(2017年10月)をもとに、ディスカッションを加えて作られた本。2018年3月8日にク...
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『古代の朱』(2005)その2

松田壽男『古代の朱』ちくま学芸文庫、2005年、2017年第2刷古代朱砂産地の露頭は点在的であり、露頭部を取り尽くすと竪坑になる。当時は排水技術が無いため、地下水位に達すれば竪坑は廃止される。丹生氏は『新撰姓氏録』の載る古代の名族である。丹...
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『古代の朱』(2005)

松田壽男『古代の朱』ちくま学芸文庫、2005年、2017年第2刷朱に興味がある人は読むことをお勧めする。私は丹生に興味があり、朱と丹生も水銀のことであり、水銀の文化史としてこの本は面白いと思った。松田壽男が調査した土地が手書きで立体式に表現...
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『植物の世界』(1950)

日本植物学会編『植物の世界』共立出版社、1950年、PDF、92P新制中学生のための植物学の課外読物として作られた本がPDFとして日本植物学会のページで入手できる漫画もあって楽しい読物となっている。昭和25年(1950)の文章でり、「ありま...
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「戦国期・豊臣政権期京都の御霊祭」

河内将芳「戦国期・豊臣政権期京都の御霊祭ー文禄五年を中心に」日本歴史学会編集『日本歴史 2018年9月号』吉川弘文館、2018年御霊祭について、先行研究に言及することから始まる。本多健一氏の一連の研究で「御霊祭が下京の祇園会と比肩しうる上京...
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『黒谷に眠る人々』(1973)

北川敏於『黒谷に眠る人々』黒谷文庫第8巻、1973年、1990年2刷黒谷とは紫雲山金戒光明寺のことをいう。webをみると「浄土宗大本山くろ谷金戒光明寺」とある。黒谷(くろだに)さんと土地の人は呼ぶ。京都に来始めた頃に、タクシーに乗って黒谷の...
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『書くー言葉・文字・書』(2009)

石川九楊『書く ー言葉・文字・書』中公新書、2009年本は出会いである。先日、種智院大学の公開講座で梵字で金剛界の中台八葉院の仏の字を書くという経験をした。仏の梵字は必ず命点(みょうてん)を打ってから書き始めるというのだ。書も点画を打って始...
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『戦国大名と分国法』(2018)その2

清水克行『戦国大名と分国法』岩波新書、2018年第3章 六角承禎・義治と「六角氏式目」六角氏式目は当主が家臣に作らせたものを承認したという。それぞれが起請文を作成しているという異例なものだ。大名が家臣団をしばるのではなく、大名の恣意的な行動...