読書時間

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『読書術』(2000)その2

加藤周一『読書術』岩波現代文庫、2000年、2023年第26刷本書の構成は以下である。Ⅰ どこで読むか1.寝てもさめても本はどこで読んでもよい。ベッドが最高!2.幾山河通勤電車の時間を読書に充てる話で、ラテン語文法を一年で覚えた話が載ってい...
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『読書術』(2000)

加藤周一『読書術』岩波現代文庫、2000年、2023年第26刷加藤周一(1919-2008)の『読書術』(光文社、1962年)を読んだのは高校生くらいだったかと思う。KAPPA BOOKS版は手頃だった。本書に1992年師走の跋文があるのは...
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『哲学の問い』(2024)

青山拓央『哲学の問い』ちくま新書、2024年課題図書として通勤の時間に読んできた。哲学は問いを育てるものだという。〈対話〉編と〈論述〉編に分かれている。テーマごとに参考図書があるので、買いたくなるところをグッと堪えて読み終わるのを待ってみた...
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『ブッダという男 ー初期仏典を読みとく』(2023年)

清水俊史『ブッダという男 ー初期仏典を読みとく』ちくま新書、2023年、2024年第2刷『はじめての「生と死から学ぶ空海の思想」入門』の読書会で本書の存在を教えてもらった。すぐに買わないうちに時間は経っていった。清水俊史(としふみ)氏は論客...
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『苦悩の覇者天武天皇 専制君主と下級官僚』(2024)

虎尾達哉『苦悩の覇者天武天皇 専制君主と下級官僚』吉川弘文館、2024年虎尾達哉氏の『古代日本の官僚』(中公新書、2021年)を読んだ身としては下級官僚の話を期待して購入したところもある。働かない官僚を率いて律令国家の構築に邁進したであろう...
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『京町家歳時記 油商、四季と暮らす』(2024)

山中恵美子『京町家歳時記 油商、四季と暮らす』ミネルヴァ書房、2024年思えば、京都によく行っていたときは、西陣の油商の京まちや平安宮での同志社女子大学の公開講座や朧谷寿先生の歴史講座に顔を出したものだった。2008年5月にオープンしてから...
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『日本の道教遺跡を歩く』(2003)を再読する

福永光司・千田稔・高橋徹『日本の道教遺跡を歩く 陰陽道・修験道のルーツもここにあった』朝日新聞社、2023年以前読んだ時は、道教遺跡の信憑性に着目したので、肝心の陰陽道と修験道へのリンクを読み落としていた。吉野の宮滝から青根ヶ峰を見上げるこ...
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『一遍聖絵 聖戒編』(2000)

大橋俊雄校注『一遍聖絵 聖戒編』岩波文庫、2000年、2024年第12刷一遍聖の伝記を初めて読む。もっと早く読むべきだったと思う。もっとも、古文であるからそれなりの知識と経験が必要なのではある。最澄、空海、法然、親鸞と日蓮は少し読んできたが...
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『吾妻鏡 鎌倉幕府正史の虚実』(2024)

藪本勝治『吾妻鏡 鎌倉幕府正史の虚実』中公新書、2024年圧倒的な筆力である。『吾妻鏡』が後世の編纂物であり二次史料であることを改めて認識させられた。編年体で漢文で書かれたことで正史と錯覚していたのである。現代語訳で読んだ時は先祖がどのよう...
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『法隆寺を歩く』(2009)その2

上原和『法隆寺を歩くと』岩波新書、2009年著者85歳の法隆寺研究の集大成ともいうべき本であった。フェノロサが夢殿観音の厨子を開扉させたのがいつかを巡って資料の突き合わせがされていた。和辻哲郎がフェノロサの遺著の記憶違いをそのまま使って間違...