On Writing(2020)

読書時間

Stephen King. On Writing, Scribner,2020

立ち読みしたForewordに載っていたエピソードがこの本の執筆事情であった。

One night while we were eating Chinese before a gig in Miami Beach, I asked Amy if there was any one question she was never asked during the Q-and-A that follows almost every writer’s talk — that question you never get to answer when you’re standing in front of a group of author-struck fans and pretending you don’t put your pants on one leg at a time like everyone else. Amy paused, thinking it over very carefully, and then said: “No one ever asks about the language.”(p.10)

最初に読んだ時にput your pants on one leg at a timeの意味が取れなかったので、OLEXの電子辞書で引いてみるとidiomticであることが分かった。辞書に載っているのであるから知らなければ始まらない。

pùt one’s pánts on òne lég at a tíme

(米俗)(有名人が)ほかの人と何ら変わるところはない

田村義進氏は『書くことについて』(小学館eBooks、2022年)では、

「普通の人間のように片脚ずつズボンをはくようなことはしないふりを装っているとき」と訳していた。有名人のように振る舞っていたわけだ。

そんなわけで、そのまま手に取ってレジに向かったのは、昼休みの時間の終わりが迫ってきてこともあった。collocationの本はまた今度にした。

Stephen Kingは米国の著名な小説家であるから、読んだことがある人は多いだろうけど、私はペーパーバックの厚さと、ホラー物に弱いので避けていた。元々、Fictionのコーナーは近寄らないのであるが、この本はessayなので別の場所にあった。どこかでタイトルは知っていたのですぐに見分けることができた。英語本のタイトルは翻訳本と大概違っているので気がつかなかったりする。

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