『書物展望 創刊號』(1931)

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『書物展望 創刊號』(1931)
戦前に書物展望社から出た『書物展望 創刊號 七月號』(昭和6年、1931年)を読む。知人に貸していたのが帰って来た。『書物展望』は国書研究同人誌である。編集同人に岩本和三郎、斎藤昌三、佐々木不知軒、庄司淺水、柳田泉が名を連ねていた。吉野作造が「思出ふかき二三の書物」を寄稿していたので何故だろうと思ったが、吉野作造(1878-1933)の明治文化研究会に斎藤昌三がメンバーとして参加していた縁があった。

国書研究雑誌には、昭和6年上半期主要新刊書目録の他発売禁止一覧が載っていた。昭和6年はそういう時代だ。国立国会図書館デジタルコレクションには1931年から1959年の『書物展望』が登録されているが「著作権の保護期間中であるか、著作権の確認が済んでいない資料のためインターネット公開をしていません」とある。

#齋藤昌三

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