読書時間 『いろはうた 日本語史へのいさない』(2009)その2 小松英雄『いろはうた 日本語史へのいざない』講談社学術文庫、2009年、2014年第3刷目次をメモしておきます。第一章 以呂波の輪郭第二章 以呂波の古い姿第三章 大為尓をめぐる諸問題第四章 源順と阿女都千第五章 誦文の成立事情第六章 『色葉... 2020.05.10 読書時間
読書時間 『いろはうた 日本語史へのいざない』(2009) 小松英雄『いろはうた 日本語史へのいざない』講談社学術文庫、2009年、2014年第3刷また、小松英雄氏を読む季節になりました。「いろはうた」について徹底的に考えるのが小松英雄氏のやり方です。専門家のありがたい研究成果を分かりやすく提示する... 2020.05.08 読書時間
読書時間 『歴史的仮名遣い』(2014)再読その2 築島裕『歴史的仮名遣い その成立と特徴』吉川弘文館、2014年第2刷何気に注を見た。20(1)小松英雄『徒然草抜書 解釈の原点』(昭和58年6月)本文はというと。1章 仮名遣いはなぜ起ったか ーーいろは歌の成立とその展開発音の変化「仮名遣い... 2020.05.07 読書時間
読書時間 『歴史的仮名遣い』(2014)再読 築島裕『歴史的仮名遣い その成立と特徴』吉川弘文館、2014年第2刷崩字の訓練を忘れていることに気がつくと、少しだけ『くずし字で「おくのほそ道」を楽しむ』を読むことにしている。繰り返し読んでいるが、以前に読めたものが読めなくなっている。読め... 2020.05.06 読書時間
読書時間 『高野切第一種 伝紀貫之筆』(1993) 日本名筆選1『高野切第一種 伝紀貫之筆』二玄社、1993年、2014年2版(増補)第9刷最近、『古今和歌集』を寝る前に読んでいて、歌は活字(印刷用の文字)で読むのと毛髪の筆跡で読むのとでは受け取る情報が違うのではと思って、箱の中から久し振り... 2020.05.05 読書時間
読書時間 『新版古文書学入門』(1997) 佐藤進一『新版古文書学入門』法政大学出版局、1997年、2013年新装版第7刷本物との出会いを感じる本である。旧版のあとがきは昭和46年(1971)の日付である。入門書といっても素人である私は読むたびに打ち返される。今もって、本書を超える古... 2020.05.01 読書時間
読書時間 『テクストの発見』(1994)その4 大澤吉博編『叢書 比較文学比較文化 6 テクストの発見』中央公論社、1994年大嶋仁氏の「小林秀雄『本居宣長』より」を読む。小林秀雄の『本居宣長』(1977年)、第十二章の冒頭の四段が引用されて、大嶋仁(おおしま ひとし)氏の読みが披露され... 2020.04.27 読書時間
読書時間 『テクストの発見』(1994)その3 大澤吉博編『叢書 比較文学比較文化 6 テクストの発見』中央公論社、1994年「テクスト」概念は拡張されているようだ。文字だけがテクストではない。菅原克也「テクストとしての風景」を読むと次のようなフレーズに出会う。「テクストということば。こ... 2020.04.26 読書時間
読書時間 『テクストの発見』(1994)その2 大澤吉博編『叢書 比較文学比較文化 6 テクストの発見』中央公論社、1994年2018年10月6日の記事を例に検討してみる。料亭十牛庵を見学(A)軽めのランチを頂いて、相方と話す午後の時間はすぐに経ってしまう。ベランダ席へ出てデザートをとり... 2020.04.25 読書時間
読書時間 『テクストの発見』(1994) 大澤吉博編『叢書 比較文学比較文化 6 テクストの発見』中央公論社、1994年ある時、自分の文体の不思議さに気がついた。過去のことを書いているのに過去形を使っていない。「〜した」といように「タ」で終わらない。「〜する」のように現在形が使われ... 2020.04.24 読書時間
読書時間 『仏典をよむ』(2009) 末木文美士『仏典をよむ 死からはじまる仏教史』新潮社、2009年第2刷黙って、鎌田東二『南方熊楠と宮沢賢治 日本的スピリチュアリティの系譜』(平凡社新書、2020年)を読み飛ばせばよいのに、熊楠の密教と賢治の法華経のことが気になって寄り道す... 2020.04.22 読書時間
読書時間 『南方熊楠と宮沢賢治 日本的スピリチュアリティの系譜』(2020) 鎌田東二『南方熊楠と宮沢賢治 日本的スピリチュアリティの系譜』平凡社新書、2020年鎌田東二氏によると南方熊楠は「横一面男」で宮沢賢治は「縦一筋男」だという。熊楠は「あらゆるものごとや出来事にどこまでもつながっていって果てしがない、キリがな... 2020.04.21 読書時間
読書時間 『雪山放浪記』(2012) 星野秀樹『雪山放浪記』山と渓谷社、2012年「放浪記」が使われてしまった。当時は本のタイトルで残っていたのが不思議なくらいだった。林芙美子の『放浪記』(1930年)を元祖として「放浪記」が付いたものは多かった。だから、ブログのタイトルに使え... 2020.04.20 読書時間
読書時間 『古代史講義【宮都篇】』(2020)その2 佐藤信編『古代史講義【宮都篇】』ちくま新書、2020年前回は南山城を回った断片記憶を書きました。平安京は本書に触発されましたがどう書いたらよいのでしょう。構想が纏まりません。平安京遷都は以前に『日本後紀』から書き出したことがあるので、引用し... 2020.04.19 読書時間
読書時間 『古代史講義【宮都篇】』(2020) 佐藤信編『古代史講義【宮都篇】』ちくま新書、2020年本書は15講からなり、古代の飛鳥の宮々から平城京、平安京、桃崎有一郎氏の『「京都」の誕生』(2020年)で扱った白河・鳥羽までがとりあげられています。その他に太宰府、多賀城、平泉もそれぞ... 2020.04.17 読書時間