『「第三者委員会」の欺瞞』(2020)

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八田進二『「第三者委員会」の欺瞞 報告書が示す不祥事の呆れた後始末』中公新書ラクレ、2020年

タイトルからして内容が透けて見えるので、買う必要はないのかもしれないが、八田進二氏の本は大概は目を通すことをしている。本人が駿河台大学の頃に名刺交換して以来だから随分になる。

八田進二氏は第三者委員会をグローバルスタンダードとは縁もゆかりもないすぐれてドメスティックな仕組みと評価している(P10)。

皮肉たっぷりな言い方である。第三者委員会格付け委員会委員として第三者委員会を斬ってきたわけだが、今において第三者委員会を徹底分析する意義は何だろうか。そんな疑問が頭をよぎったのでついで買いしたのだった。

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