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「文学としての近世思想家文集」

日本古典文學大系月報(昭和41年6月)で中村幸彦が「文学としての近世思想家文集」として『近世思想家文集』を通覧しているが、その前半が気になった。 「私は初学道に入るの門で聞き覚えた、文学(芸術)は表現であるとの説を、後生大事に持ち続けている...
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『藤原彰子 天下第一の母』(2018)

朧谷寿『藤原彰子 天下第一の母』ミネルヴァ日本評伝選、2018年 1.凡例情報 本書に凡例はないので、情報を取りまとめておく、選書の参考にされたい。 本書は「ミネルヴァ日本評伝選」のシリーズの一般書である。 「漢文史料は読み下し文とし、現代...
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『日本の美 いろとかたち』(1978)

岩宮武二『日本の美 京 いろとかたち」集英社、1978年 現代日本写真全集4として編集され、本文があり、岩宮武二の世界が解説されています。 写真も『亰 kyoto in KYOTO』(1965年)と同じものが多いのは当然ですが、紙質、色そし...
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『亰 kyoto in KYOTO』(1965)

大佛次郎、岩宮武二『亰 kyoto in KYOTO』淡交新社、1965年、限定2,000部 大佛次郎 が岩宮武二の写真集に「人間がいる風景 アルバムの伴奏として」を書いていました。「京の南の郊外の古い道を、人家の聚落のある中に入ったら、町...
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『後醍醐天皇』(2018)

兵藤裕己『後醍醐天皇』岩波新書、2018年 1.歴史と文学 例によってあとがきから読む。兵藤裕己氏が日本文学を専門とすることが書かれている。我が国の文学は古来より歴史を包括する概念であったが、明治20年代に歴史を分離・独立させたという。 歴...
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『石元泰博写真集「両界曼荼羅—東寺蔵 国宝『伝真言院両界曼荼羅』の世界」』(2011)

石本泰博『石元泰博写真集「両界曼荼羅—東寺蔵 国宝『伝真言院両界曼荼羅』の世界」』平凡社、2011年 石本泰博の写真集『伝真言院両界曼荼羅ー教王護国寺蔵』(1977年)を見てみたいところですが、この愛蔵版でよしとしましょう。これ以上本が増え...
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『平田篤胤の世界』(2009)

子安宣邦『平田篤胤の世界』ぺりかん社、2001年、2009年新装版 本書は子安宣邦先生が『日本の名著24 平田篤胤』(1972年)の解説で「平田篤胤の世界』を書いたのが元になっている。平田篤胤を書くことで本居宣長を読み直して書いたのが第Ⅰ部...
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『パリの居酒屋(びすとろ)』(1971)

辻静雄『バリの居酒屋(びすとろ)』柴田書院、1971年 辻静雄がパリのレストランガイドに載っているメニューを取りあげて、日本人が知っているフランス料理は氷山の一角のような気がしてくると書いています。 そして、ビストロについて、辞書的な定義を...
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『徒然草抜書』(1990)その3

小松英雄『徒然草抜書 表現解析の方法』講談社学術文庫、1990年 久々に徒然草に戻ってきた。季節は桜も終わって新緑が眩しい。さて、何故か小松英雄氏は小品に注目している。 第3章 土偏に候ふ 文学的研究の通説に対して語学的研究の指摘が受け入れ...
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『古代中世史の探求1』(2007)

大和を歩く会編『古代中世史の探求1』法藏館、2007年 古代中世の大和を扱った地域研究の16編の論文からなる本。 著者達は「大和を歩く会」なるものを作り毎月1回大和と周辺を踏査し、100回(1995年4月〜2003年12月)で解散した。シリ...