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『和歌とは何か』(2009)その3

渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年、2013年第3刷 第1章 枕詞ー違和感を生み出す声 枕詞も分からないものの一つだ。知ってはいるが、理屈で考えることはできない。 著者は枕詞を三点から説明している。 主として五音で 実質的な意味は...
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『和歌とは何か』(2009)その2

渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年、2013年第3刷 何しろ序章のタイトルが「和歌は演技している」である。枕詞・序詞・掛詞・縁語・本歌取りといった和歌独特の修辞技法(レトリック)が演技の視点から説明される。 和歌について勘違いして...
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『大坊珈琲店』(2014)

大坊勝次『大坊珈琲店』誠文堂新光社、2014年 『大坊珈琲店』(2014年)の封を切る。普及版であるが、今までとっておいた。Cafe Violonで愛蔵版を見たとき、欲しくなったが、もうなくて、普及版を手に入れた。そのCafe Violon...
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『和歌とは何か』(2009)の読み方

渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年、2013年第3刷 あらゆることを問い始めると、基本的なことが分からないことだらけであること分かる。通常、「和歌とは何か」と問う人はない。三十一文字による詩であること以上に説明を付け加えようとすれ...
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『プリンキピアを読む』(2009)

和田純夫『プリンキピアを読む ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか?』ブルーバックス、2009年 『構想力とは何か』(2018年)を読んでいたら、ニュートンが「万有引力」を思いついたエピソードを構想力の例としてあげていた(P71...
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「奈良絵本私考」を読む

反町茂雄『日本の古典籍 その面白さ その尊さ』(八木書店、1984年、1993年第3刷)を本棚から取り出してきて、「奈良絵本私考」を読む。 「奈良絵本私考」は 1979年に私刊700部が『C. ビーティ ライブラリー蔵日本絵入本及絵本目録(...
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読書ノート003

鎌田東二、南直哉『死と生 恐山至高対談』東京堂出版、2017年 第1章 出会い 第2章 恐山 死と生の場所 第3章 危機の時代と自己 第4章 生きる世界を作るもの 第5章 リアルへのまなざし 第6章 生命のかたち 2019/01/11 第4...
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読書ノート002

鎌田東二、南直哉『死と生 恐山至高対談』東京堂出版、2017年 第1章 出会い 第2章 恐山 死と生の場所 第3章 危機の時代と自己cw 第4章 生きる世界を作るもの 第5章 リアルへのまなざし 第6章 生命のかたち 2019/01/09 ...
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読書ノート001

鎌田東二、南直哉『死と生 恐山至高対談』東京堂出版、2017年 メモをとってなかったので、読み直すことにする。 対談は2016年10月28日恐山菩提寺 2017年2月23日上智大学グリーフケア研究所鎌田研究室 第1章 出会い 第2章 恐山 ...
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『天文法華一揆』(2009)再読

今谷明『天文法華一揆 武装する町衆』洋泉社新書MC、2009年 今谷明氏が事件史叙述として、西欧の歴史家に倣って書いた一般書である。 あとがきで「十六世紀の中葉、ユーラシア大陸の両端で奇妙に類似した二つの宗教弾圧事件が起った。一つは一五三六...