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『京都学ことはじめ』(2004)

編著者森浩一、「宿題編」編者深萱真穂『京都学ことはじめ 森浩一12のお勉強』編集グループ SURE、2004年京都新聞で2000年4月から掲載された森浩一氏の対談集である。その中から12人分の対談を本にした。対談することで京都を学ぶという発...
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『曼荼羅の思想』(2005)

鶴見和子・頼富本宏『曼荼羅の思想』藤原書店、2005年あうん堂本舗で買ったことは以前書いた。ここに書くような読み方はしなかったので、そのままになっていたが、ふとしたきっかけで、これを書いている。123頁にある絵図は南方曼荼羅である。本書は南...
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『「超」AI整理法』(2019)その3

野口悠紀雄『「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引く出す』KADOKAWA、2019年野口悠紀雄氏は「超」メモ帳をグーグルドキュメントで作ることを勧めており、簡易テンプレートを用意している。noteのリンクから早速使ってみた。原理は非常に簡...
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『「超」AI整理法 』(2019)その2

野口悠紀雄『「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す』KADOKAWA、2019年時間に追われているか、毎日書けと期待されている身としては、時間をかけてまともなブログを書いていたいと常々思っているが、1週間に1本くらいならば、何とかなる...
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『「超」AI整理法 』(2019)

野口悠紀雄『「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引く出す』KADOKAWA、2019年野口悠紀雄氏の超整理法でやれたのは、会社に席があった時代で、フリーアクセスになってからは会社に書類の置き場がなくなった。それに追い討ちをかけるようにデジタ...
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『翻訳英文法』(1982)その2

安西徹雄『翻訳英文法』バベル・プレス、1982年、2002年新装版第15刷文庫版『英文翻訳術』(ちくま学芸文庫、1995年)を通勤電車で読んで、記録は『翻訳英文法』のページでEvernoteにしている。これは、最初は『翻訳英文法』を持ち歩い...
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『平安京ー京都 都市図と都市構造』(2007)

金田章裕編『平安京ー京都 都市図と都市構造』京都大学学術出版会、2007年平安京は名前を変えて京都となった。本書は京都大学総合博物館に行った折に京大探検者の会編『京大探検部【1956-2006】』(新樹社、2006年)と一緒に買い求めたと思...
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『アメリカ言語哲学入門』(2007)

冨田恭彦『アメリカ言語哲学入門』ちくま学芸文庫、2007年書誌情報『アメリカ言語哲学の視点』(世界思想社、1996年)を加筆し、『アメリカ言語哲学入門』と改題した。翻訳論や文法書を読んできたら、そこに言語哲学が繋がった。帰りの通勤電車の中で...
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『倭人伝を読みなおす』(2010)

森浩一『倭人伝を読みなおす』ちくま新書、2010年『倭人伝を読みなおす』(2010)を読みなおす。付箋を貼る場所は前回と違っていた。前回は著者が主張したいところだろうと思うところに貼っていた。今回は、全体が分かっているので、私が感心したとこ...
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『壬申の乱』(2007)

倉本一宏『壬申の乱 戦争の日本史2』吉川弘文館、2007年上田正昭著『藤原不比等』を読んでいると不比等と鸕野皇后の関係を考える前に『壬申の乱』は読まざるを得ないと思った。鵜野皇女(持統天皇)の果たした役割が気になったからである。壬申の乱の経...
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『京都異界紀行』(2019)

西川照子『京都異界紀行』講談社現代新書、2019年もう、京都本は買わないと書いてから、どれだけ買ったことだろう。今度も、本屋に平積みしてあったので、買ってしまった。西川照子氏の文章を読むのは久しぶりだ。『幻の、京都』(光村推古院、2014年...
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『部分と全体』(1974)その2

W. ハイゼンベルク、湯川秀樹序・山崎和夫訳『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』みすず書房、1974年、2002年新装版第4刷第2章 物理学研究への決定(1920年)ハイゼンベルクはミュンヘン大学で数学を勉強することに決めて、数学の...
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『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』(1974)

W. ハイゼンベルク、湯川秀樹序・山崎和夫訳『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』みすず書房、1974年、2002年新装版第4刷何かの縁で買ってから玄関にずっと置いてあったのを手に取る。もっと早く手に取るべきだったか。まるでプラトンの...
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『藤原不比等』(1986)

上田正昭『藤原不比等』朝日選書、1986年書誌情報1978年に朝日評伝選として刊行したときのあとがきの日付は1976年1月10日である。朝日選書とするに当たり若干の誤植補訂をしたと書いてあるあとがきは1986年10月である。藤原不比等は史料...
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『東京の昔』(1976)

吉田健一『東京の昔』中公文庫、1976年解説で入江隆則氏が「さて、「東京の昔」という作品は、冒頭の第一行目に書かれている通り、主人公が「本郷信楽町に住んでいた頃の話」で、内容から考えるとたぶん昭和の初期から昭和十年代の前半ぐらいの時期を思い...