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『京都学ことはじめ』(2004)その3

編著者森浩一、「宿題編」編者深萱真穂『京都学ことはじめ 森浩一12のお勉強』編集グ ループ SURE、2004年小泉武夫氏との対談で、森浩一先生が「行きつけの居酒屋は、若狭ガレイを刺身にしたり焼いた後、骨をスープにしてくれる。実に良い味が出...
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『信長家臣明智光秀』(2019)

金子拓『信長家臣明智光秀』平凡社新書、2019年新書であるが、読み応えがあった。明智光秀ものはいい加減なものが多いので、眉唾ものに気をつける必要がある。金子拓氏が取り上げた光秀の手紙を読むことで、光秀を取り巻く人間関係が見えて来る。光秀が戦...
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還暦すぎてやりたいことがあるか

谷沢永一『人間学』五月書房、2004年「職を離れて身が閑散になりましたから今後は好きなことをして余世を送ります、などとふざけたセリフを聞く。本当に好きなことであるなら、在職中の今ででも、やらずにはおれなかった筈である。その年まで何もせずにす...
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読書の目的はたった一つ

谷沢永一『人間学』五月書房、2004年「読書の目的はたった一つ。現代の日本に生きるわれわれ日本人が、社会的人間として、自分自身にとって最も有利な生き方を実現するための栄養素が何であるかを発見することに尽きる」(P126)。読書自体が目的化す...
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『徒然草抜書』(1990)その4

小松英雄『徒然草抜書 表現解釈の方法』講談社学術文庫、1990年第四章 蜷といふ貝 は文献資料から蜷といふ貝を特定しようとしたのもので、少々マニアックなため、省略して、第五章 いみじき秀句 を読んでメモする。この間1年半が経過している。20...
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『京都学ことはじめ』(2004)

編著者森浩一、「宿題編」編者深萱真穂『京都学ことはじめ 森浩一12のお勉強』編集グループ SURE、2004年京都新聞で2000年4月から掲載された森浩一氏の対談集である。その中から12人分の対談を本にした。対談することで京都を学ぶという発...
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『曼荼羅の思想』(2005)

鶴見和子・頼富本宏『曼荼羅の思想』藤原書店、2005年あうん堂本舗で買ったことは以前書いた。ここに書くような読み方はしなかったので、そのままになっていたが、ふとしたきっかけで、これを書いている。123頁にある絵図は南方曼荼羅である。本書は南...
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『「超」AI整理法』(2019)その3

野口悠紀雄『「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引く出す』KADOKAWA、2019年野口悠紀雄氏は「超」メモ帳をグーグルドキュメントで作ることを勧めており、簡易テンプレートを用意している。noteのリンクから早速使ってみた。原理は非常に簡...
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『「超」AI整理法 』(2019)その2

野口悠紀雄『「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す』KADOKAWA、2019年時間に追われているか、毎日書けと期待されている身としては、時間をかけてまともなブログを書いていたいと常々思っているが、1週間に1本くらいならば、何とかなる...
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『「超」AI整理法 』(2019)

野口悠紀雄『「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引く出す』KADOKAWA、2019年野口悠紀雄氏の超整理法でやれたのは、会社に席があった時代で、フリーアクセスになってからは会社に書類の置き場がなくなった。それに追い討ちをかけるようにデジタ...
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『翻訳英文法』(1982)その2

安西徹雄『翻訳英文法』バベル・プレス、1982年、2002年新装版第15刷文庫版『英文翻訳術』(ちくま学芸文庫、1995年)を通勤電車で読んで、記録は『翻訳英文法』のページでEvernoteにしている。これは、最初は『翻訳英文法』を持ち歩い...
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『平安京ー京都 都市図と都市構造』(2007)

金田章裕編『平安京ー京都 都市図と都市構造』京都大学学術出版会、2007年平安京は名前を変えて京都となった。本書は京都大学総合博物館に行った折に京大探検者の会編『京大探検部【1956-2006】』(新樹社、2006年)と一緒に買い求めたと思...
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『アメリカ言語哲学入門』(2007)

冨田恭彦『アメリカ言語哲学入門』ちくま学芸文庫、2007年書誌情報『アメリカ言語哲学の視点』(世界思想社、1996年)を加筆し、『アメリカ言語哲学入門』と改題した。翻訳論や文法書を読んできたら、そこに言語哲学が繋がった。帰りの通勤電車の中で...
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『倭人伝を読みなおす』(2010)

森浩一『倭人伝を読みなおす』ちくま新書、2010年『倭人伝を読みなおす』(2010)を読みなおす。付箋を貼る場所は前回と違っていた。前回は著者が主張したいところだろうと思うところに貼っていた。今回は、全体が分かっているので、私が感心したとこ...
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『壬申の乱』(2007)

倉本一宏『壬申の乱 戦争の日本史2』吉川弘文館、2007年上田正昭著『藤原不比等』を読んでいると不比等と鸕野皇后の関係を考える前に『壬申の乱』は読まざるを得ないと思った。鵜野皇女(持統天皇)の果たした役割が気になったからである。壬申の乱の経...