Goinkyodo

四都手帖

二都物語

大船軒のしらす弁当(1,080円)にする。いつもの弁当でなく、なぜか春らしいものにした。昨夜はフランチェスカ・トリヴェッラート、玉木俊明訳『世界を作った貿易商人 地中海経済と交易ディアスポラ』(ちくま学芸文庫、2022年)の第1章を読んでみ...
読書時間

『シリーズ歴史総合を学ぶ①世界史の考え方』(2022)

小川幸司・成田龍一編『シリーズ歴史総合を学ぶ①世界史の考え方』岩波新書、2022年歴史とは何かということを考えると、「「歴史叙述」がどのような営みによって提供されるのか」(ii)という問いに行き着く。成田龍一氏があとがきに書いていた。「歴史...
読書時間

『解剖学教室へようこそ』(2005)

養老孟司『解剖学教室へようこそ』ちくま文庫、2005年、2021年第17刷養老孟司の話は解剖から始まって、心とからだに及んで終わりとなる。趣旨は一貫しているように感じた。南直哉氏が解説を書いていた。四字熟語が出てくる。養老孟司氏は「事実を語...
古都を旅する

京都府立植物園

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」独立研究者の森田真生氏の1回目は「京都府立植物園」でした。北山に引っ越して植物園が身近になったといいます。バックヤードを見学しています。まだ、この24万平米の敷地内をすべて歩いたわけではありません...
書籍目録

2022年04月購入図書(その3)

4月卯月は天気による。(購入後記)去年の秋に出た本について今頃気がついた。辻井重男先生の自伝のようであると言ってよいのではないか。加藤尚武編辻井重男語録から始まり、最後に資料が2010年から2021年まで11本あるので、最新のエッセイも入っ...
読書時間

『モンテーニュ入門講義』(2022)

山上浩嗣『モンテーニュ入門講義』ちくま学芸文庫、2022年書誌情報ちくま学芸文庫の北村善洋編集長が出版を勧めたとある(p.444)。ちくま学芸文庫オリジナル本ということ。注、モンテーニュ入門のための文献案内があるが、索引はない。谷沢永一氏が...
書籍目録

2022年04月購入図書(その2)

4月卯月は桜の散った風景となっていた。(購入後記)丸善日本橋店で蔵書票を覗くが、欲しいものはなかった。ベン・ホロウィッツの本は、企業文化を考える上で参考にする。池田晶子の本は、哲学史を読む今の私の気分で選んだ。解説が斎藤慶典氏であることも弾...
散歩時間

雪霞の巴里

宝塚花組の「雪霞(ゆきがすみ)の巴里」を東京建物 Brillia Hall(豊島区立芸術文化劇場)で観ました。指田珠子氏が作・演出する2幕もののFantasmagorieでした。主演は永久輝さん(トクターヴ)、星空美咲(アンブル、オクターヴ...
四都手帖

2022年5月四都手帖【編集中】

2022年5月の私的な愉しみと記憶5月皐月は初夏であろうか。【古都】最澄と天台のすべて 京都国立博物館 2022年4月12日(火)〜5月22日(日)壬生狂言 壬生寺 2022年4月29日(金)〜5月5日(木)千本ゑんま堂大念仏狂言 千本ゑん...
東都手帖

東都手帖2022年5月【編集中】

2022年5月東都散歩のための私的な愉しみと記憶晩春というか初夏というか難しい5月皐月である。特別展 空也上人と六波羅蜜寺展 東京国立博物館 2022年3月1日(火)〜5月8日(日)企画展示「中世武士団-地域に生きた武家の領主-」国立歴史民...
古都を旅する

PYハラールキッチン

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」彫刻家の籔内佐斗司氏の4回目は「PYハラールキッチン」でした。なんと、餅飯殿センター街にある本格的なハラール料理店です。籔内氏の行きつけのバーはどこか気になりました。プラス1はメヘラリ・ショップで...
書籍目録

2022年04月購入古書

4月卯月の購入始めは、昼飯の後の散歩から始まった。(購入後記)高橋昌一郎氏の本は何冊か買っていて、一般的な内容を平易に解説してくれるのと、ダジャレも気に入っていたので、買ってみた。【思想】高橋昌一郎『哲学ディベート』NHK出版、2007年、...
断片記憶

ルーチン

確定申告が済んで、CPEも達成したが、もう次の年度が始まった。すでに始まっている方のCPE単位も獲得していく必要がある。CPEの獲得もWebinar を受講する方法に限られているこが現状なので、月に4つくらい受講するペースで四半期毎に進捗を...
書籍目録

2022年04月購入図書

4月卯月は語学の始まる時期である。続けることができないので、入門を繰り返してきて非効率だった。今年はドイツ語だけにして、少し先の景色を見てみたい。『60歳からのドイツ語入門』はMarkが出てきたので、奥付けを見たら2000年の本だった。Eu...
読書時間

『ホモ・エコノミクス』(2022)

重田園江『ホモ・エコノミクス――「利己的人間」の思想史』ちくま新書、2022年書誌情報参考文献のみ。筑摩書房の増田健史氏が担当したようだ。著者3冊目という。すべてちくま新書である。重田(おもた)氏が自身の文章を使った入試問題にツッコミを入れ...