『ギリシア哲学30講 人類の原初の思索から(上)』(2018年)

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日下部吉信氏『ギリシア哲学30講 人類の原初の思索から(上)』明石書店、2018年、2021年第2刷

立命館大学名誉教授の日下部吉信氏が「同志社大学大学院文学研究科の講義科目「古代哲学史特講」の年間30回にわたる講義の講義原稿を書籍化したものである」(9頁)。講義時間90分のうちの前半60分の講義と後半30分の自由討議からなる前半部分の書籍化である。

「2500年の西洋形而上学の歴史は存在と主観性の抗争の歴史であった。「存在と主観性」という二大原理が西洋形而上学の根底において規定してきた原理であり、それ以外の動因はその派生態に過ぎない。本講義ではこれらの両原理の古代ギリシア期における抗争を見定めるべく、ギリシア哲学を俯瞰する」(13頁)

これを読み始めると、当分ブログはお休みだな。まあ、それもよし。

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