143「ついで参り」千宗室

Goinkyodo通信 ひととき

2021年9月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ついで参り」というタイトルだった。月に二度御霊神社にお参りするという。ある人から教わって祈るのは国のことが先だという。何やら国家神道の話かと思ったが、そのあたりはわからない。夏の終わりは空も風も変わる。帰りにアイスが食べたくなったが、それでは「ついで参り」になり神様に失礼だという。親の言いつけを守る家元は、家の冷蔵庫を当てにして早足になるのだった。

注)上御霊神社の手前に猿田彦神社がある。家元は申年なのでこちらも帰りにお参りする。それにしても上御霊さんの門前の水田玉雲堂の唐板は買わないのだろうか。家元の考えだとお参り意外のことをすると、結果的にお参りを疎かにすることになるので避けることになる。その場で食べなければ買い食いには当たらないと思うが、冷蔵庫にアイスがなかったら、さっきのコンビニに寄ればよかったと後悔するのだろうか。それこそ神様に失礼に当たるような気がする。

注)コンビニといっても、鞍馬口駅のデイリーヤマザキで買っては家まで遠い。そもそも家元の近くにコンビニはない。ファミリーマート烏丸寺ノ内店か、ファミリーマート紫明通店くらいしかない。上御霊さんから帰るルートは定かでないが、前に行った畑かくあたりから抜けていくのが普通に考えられるがこのルートではコンビニはない。紫明通のコンビニにいくのは大回りになるが、せいぜい寺ノ内のコンビニならそうルートから離れたとも言えない。

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