読書時間 耳輪を付けた人 入矢孝高訳注『良寛詩集』東洋文庫、2006年 『良寛詩集』を偶々読んでいたら、耳輪を付けた人が出てきた。 寓作 国上山下是僧宅 麁茶淡飯供此身 終年不遇穿耳客 只見空林拾葉人 国上山下 是れ僧宅 麁茶(そさ)淡飯 此の身に供す 終年遇わず ... 2022.09.27 読書時間
読書時間 『上に立つ者の心得 『貞観政要』に学ぶ』(2008) 谷沢永一・渡部昇一『上に立つ者の心得 『貞観政要』に学ぶ』致知出版社、2008年 谷沢永一と渡部昇一の対談本は、達人の読み方を味わえるところもあるが、ステレオタイプでしょうもないところもある。これは、小室直樹の晩年近い本を読んでも感じたが、... 2022.09.26 読書時間
読書時間 『京都の山と川ーー「山紫水明」が伝える千年の都』(2022) 鈴木康久、肉戸裕行『京都の山と川ーー「山紫水明」が伝える千年の都』中公新書、2022年 ネットを見ればある程度情報が得られる。ただし、整理されていないので、バラツキが大きいため全体を俯瞰するには適していない。本書は、京都が山と川によって形作... 2022.09.25 読書時間
読書時間 『密教』(1991) 松長有慶『密教』岩波新書、1991年、2022年第33刷 発行時より三十年が経過して研究も進んだと考えられる。しかし、密教を体系的に述べるのは難しい。ディテールの不確かさを書く際に研究の深さが問われるからである。 「日本において、密教は空海... 2022.09.24 読書時間
古都を旅する 和北堂谷村丹後 週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」芸術家の篠原勝之氏の2回目は「和北堂谷村丹後」でした。高山は茶筅の生産地で有名です。ゲージツ家のクマさんは和北(わほく)堂谷村丹後(たにむらたんご)の茶筅で抹茶を点てているそうです。 プラス1は高... 2022.09.23 古都を旅する
読書時間 『セキュリティ心理学』(2022) 内田勝也『セキュリティ心理学』学術研究出版、2022年 書誌情報 索引【英語】【あいうえお】、参考資料がある。 ISACA東京支部の月例会(2022年8月31日)で情報セキュリティ大学院大学名誉教授の内田勝也氏が「なぜ、セキュリティ心理学か... 2022.09.22 読書時間
ひととき 156「ズケいろいろ」千宗室 2022年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ズケいろいろ」というタイトルでした。家元が丸太町の割烹で祇園の和ちゃんの店のズケを教わった主人の話をしてくれました。ズケの仕方は考えたこともありませんでした。 祇園と... 2022.09.21 ひととき
書籍目録 2022年09月購入図書(その9) 長月は雨の季節か。夏は暑くて運動不足になったが、雨は苦手なのでまた運動不足になりがちだ。傘が重くなったのは腕の力がなくなったせいである。老いは足元にも来ている。バランスよく歩けていない。上体が揺れている感じがする。 (購入後記) 高等遊民氏... 2022.09.20 書籍目録
読書時間 『万葉集の考古学』(1984)その3 森浩一編『万葉集の考古学』筑摩書房、1984年 NHKラジオの古典講読「歌と歴史でたどる『万葉集』」(24)で鉄野昌弘氏が藤原京と平城京を取り上げていた中で、『万葉集』巻19の以下の歌を飛鳥浄御原宮ではなく藤原京の歌であると解説していたのを... 2022.09.19 読書時間
書籍目録 2022年09月購入図書(その8) 長月の選書の傾向かもしれない。何しろ興味本位である。 (購入後記) ISACA東京支部の8月の月例会は内田勝也氏の「なぜ、セキュリティ心理学か? 〜セキュリティの新しい風〜」であった。そこで取り上げていた本を買う。セキュリティの人間的側面で... 2022.09.18 書籍目録