5月皐月の購入古書は、歴史である。日本の近代化は列強といわれたイギリス、フランスに対比される。あるいは、西欧と一括りにしたものと対比される。小国に分かれていたドイツやイタリアの近代国家としての歴史がふと知りたくなった。
(購入後記)
カルチャーラジオ 文学の世界 和田忠彦氏の作家と旅するイタリアの街(4)「子どもと統一国家の誕生〜『クオーレ』とトリノ」を聴き逃しで聴いた。「母をたずねて三千里」で有名なエドモンド・デ・アミーチェスの『クオーレ』が読み解かれていた。トリノは近代国家イタリア王国の首都であった。遅れて近代化した日本と対比される。
【歴史】
藤澤房俊『クオーレ』の時代―近代イタリアの子供と国家』ちくま学芸文庫、1998年
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