古都を旅する

栃尾観音堂

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」芸術家の篠原勝之氏4回目は「栃尾観音堂」でした。奥深い天河大辨財天社から天ノ川(てんのかわ)を遡った先に栃尾観音堂があります。円空仏4体が安置されています。 プラス1は道の駅吉野路黒滝でした。クマ...
書籍目録

2022年10月購入図書

神無月の購入は日本橋の丸善ジュンク堂書店だった。 (購入後記) 勝俣鎮夫氏の本を読んで中世人の世界観が気になったところで、三枝暁子氏が西京(にしのきょう)の神人(じにん)の話を書いていたので手にした。「神人とは、中世の商工業者の身分呼称であ...
読書時間

『中世社会の基層をさぐる』(2011)その2

勝俣鎭夫『中世社会の基層をさぐる』山川出版社、2011年 本論文のメインはなんといっても「中世の家と住宅検断」である。勝俣鎭夫氏が『中世の罪と罰』(東京大学出版会、1983年、のち、講談社学術文庫、2019年)で「家を焼く」を書いて批判され...
旅の時間

京都モーニング事情

マエダコーヒー本店でスペシャルモーニングにした。久々に京都モーニングである。いつのまにかガラスの喫煙室ができていた。以前は席で分煙していて奥が禁煙だった。だいぶ来ていないことになる。普段はシリアルで済ましているので、ベーコンエッグも朝の食べ...
旅の時間

淡路島を訪ねる

兵庫県に属する淡路島は淡路市、洲本市、南淡路市からなる。とくに北西海岸をパソナグループが開発しているので、視察とあいなった。JR明石駅から海に向かって歩く。海の香りがすると相方がいう。 ジェノバラインのフェリーで岩屋港へ出船する。明石港を出...
旅の時間

温習會2022年を観る

去年に引き続いての八坂倶楽部の2階での温習會を観た。相方と待合せして、窓口預けのチケットを受取り、チケットの半券に名前と連絡先を書く。チケットと同じ番号の靴置きに靴を置いて中に入る。12月に祇園甲部歌舞練場の耐震補強工事が竣工するので、もう...
読書時間

『中世社会の基層をさぐる』(2011)

勝俣鎭夫『中世社会の基層をさぐる』山川出版社、2011年 桜井英治氏の解説が簡潔なので、これによるとこにしよう。 「先生は「サキ」と「アト」に関する古い用例を徹底的に洗い直し、ときに古典文学の通説的語釈の誤りを正しながら、語意の逆転が生じる...
古都を旅する

金剛峯寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」芸術家の篠原勝之氏3回目は「金剛峯寺」でした。金峯山寺蔵王堂(国宝)の蔵王権現立像(国重文)の前でゲージツ家のクマさんは忿怒のポーズを決めています。 プラス1は宝塔院跡です。明治に廃絶した安禅寺宝...
書籍目録

2022年09月書籍往来

長月の書籍往来の最初は、先月に続き森有正関係である。この書き下ろしも、すでに昔になった。40年前の本はもう記憶にない。 谷沢永一と渡部昇一の対談本は本の読み方を教えてくれる。谷沢永一は『貞観政要』と『宋名臣言行録』を「我が国が長く重んじてき...
読書時間

『政治学』(2001)

アリストテレス、牛田徳子訳『政治学 西洋古典叢書』京都大学学術出版会、2001年、2022年第8刷 書誌情報 京都大学学術出版会『西洋古典叢書』第Ⅱ期第8回配本 月報23には二人の話が載っていた。 眞方忠道「自然状態」 中務哲郎「古代ギリシ...