時は如月、梅の花を愛でる歌を詠みたくなる季節である。北野天満宮の梅苑は令和4年に「梅の庭」として再興された。妙満寺の「雪の庭」、清水寺の成就院の「月の庭」と合わせて雪月花の三庭園である。今年は1月28日に早々と開苑している。老松の菅公梅を紅梅煎でいただいた記憶が懐かしい。
(購入後記)
『閑吟集』は植木朝子氏の『風雅と官能の室町歌謡 五感で読む閑吟集』角川選書、2013年)以来になる。『閑吟集』を読むことが気軽にできるようになったのはありがたい。やはり文庫版は持ち運びやすいし、寝ながら読めるのである。
京都の李青は朝鮮陶磁だけでなく木工品も良かったので、ついでに買ってみた。韓国語の索引付であり、柳宗悦の跋が、浅野功氏の突然の死を物語っている。
西垣通氏はインターネットの集合知で興味を持ったので、買ってみた。SimpleMindで遊ぶと時間はどこまでも経っていく。
たまには、エンタメもよいのではないか。英国のミステリーの状況など全然分からないけれども、LifehackLiveshowの#498で掘正岳氏が読んで面白かったというので、買ってみることにした。
【IT】
西垣通『超デジタル世界ーーDX、メタバースのゆくえ』岩波新書、2023年
【文学】
真鍋昌弘校注『閑吟集』岩波文庫、2013年
M.W.クレイヴン、東野さやか『キュレーターの殺人』早川書房、2022年
【アート】
浅川功『朝鮮の膳/朝鮮陶磁名考』ちくま学芸文庫、2023年
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