『閑吟集』(2023)

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真鍋昌弘校注『閑吟集』岩波文庫、2023年
書誌情報
校注本である。志田延義栂の木資料館蔵阿波国文庫旧蔵本(略称、阿本)を底本としている。
本文は現行字体、振り仮名は現行仮名遣いであり、各首に現代語訳、注釈を付している。巻末に補注があり、解説、主要参考文献、初句索引がある。
『閑吟集』の311首は仮名序で毛詩三百余篇になずらえたとあるので、『詩経』の305篇に倣ったことになる。真名序は『詩経』の毛詩大序の内容で、これは『古今集』真名序以来、歌謡の元になるものは『詩経』だったという認識である。

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