『新版ぎりぎり合格への論文マニュアル』(2021)

Goinkyodo通信 読書時間
山内志朗『新版ぎりぎり合格への論文マニュアル』平凡社新書、2021年
タイトル通りのギャグ満載の本である。ギャグなのか本当のことなのかは見分けがつけにくい。本書から無断で引用された文句を使った論文を著者が読んでほくそ笑む姿が想像できる。まにうける方が悪いのか、著者の悪ふざけが過ぎるのか。いずれにしても論文は書いたものが責任を取るのであるから、自信がなければ真似ない方が良い。文章には含意があり、これは政治家だけの特権ではない。誉めているのか貶しているのか分かりにくい表現というものはある。
第四章 「論文を書いている間の作業」の記号について知らないことが多かったので、Google Keepにメモして活用したいと思う。p.とpp.の使い方はすでに習ったので、気がついたところから直しているが、論文を書いているわけではないので気にすることはないのかも知れない。論文を読むための作法として知っておくと便利な記号は整理しておきたい。

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