断片記憶

RIP Kimura Satoshi

木村敏氏が2021年8月4日に亡くなった。 『時間と自己』(中公新書、1982年)は何故か2冊ある。『異常の構造』(講談社現代新書、1973年)は重かった記憶しかないので、読み返そう。ご冥福をお祈りする。
古都を旅する

室生寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」生命科学者の仲野徹氏の3回目は「室生寺」でした。 女人高野で有名です。この古都を旅するで何度も取り上げられてきました。私も2度行きましたが、名古屋経由で伊勢中川の乗換が1分なのでスリルがあった記憶...
読書時間

『西洋哲学史 再訂版』(1975)

岩崎武雄『西洋哲学史 再訂版』有斐閣、1952年、1975年再訂版、2020年再訂版第54刷 再訂版では「哲学史とは何か」という序論が付け加えられた。 「現代において意義を有する哲学はまさに今までの哲学の限界を自覚してそれを越えていくという...
断片記憶

kindleのサンプルを読む

本が読めなくなったのにも関わらず、本を買っている。少なくとも本屋で本の造りを見てから、本文の字のポイント、注、解説、索引などチェックしてから買いたい。その点でkindle版は、目次で構成が分かり、幾らかのページを読めるので、翻訳のよさ、文の...
読書時間

『日本のことばと古辞書』(2003)その2

山田俊雄『日本のことばと古辞書』三省堂、2003年 山田俊雄は日本語研究者であったが、「「みすず」からの、たっての依頼に應じて拙文を綴ることにしたが、もともと私は、漢文の専門家でもないし、まして漢文訓読を専攻してもゐないので、全くをこがまし...
視聴時間

クサカベクレス×ネオ高等遊民「パルメニデス哲学をめぐって」

2021年7月31日(土)15:00〜17:00 クサカベクレス×ネオ高等遊民「パルメニデスの哲学をめぐって」 ネオ高等遊民というタイ在住の哲学YouTuberが日下部吉信氏をクサカベクレスと呼んで喋っていたことが、本人に知れてオンライン対...
古都を旅する

壷坂寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」生命科学者の仲野徹氏の2回目は「壷坂寺」でした。『壷坂霊験記』という浄瑠璃で盲人沢市とその妻のお里の話を聞いたことがあるとすれば、関西の生まれでしょう。戦前の大阪生まれであれば知らない子供はいなか...
書籍目録

2021年07月購入図書

今年も花火がない。10月23日の開催が予定されていたが、6月18日の実行委員会で正式に中止となった。本の片付けを心配する必要がなくなり、寂しい夏になった。一緒に観ていた人がいないという不思議な感覚を覚える時、存在論が身近な問題となる。生活の...
書籍目録

2021年07月購入古書

コロナ禍で様々なイベントが中止になるなか、オリンピックが開催された記念すべき2021年7月であった。   (購入後記)Twitterで『発想法』に気がつく。 日本語の話から基礎学問とは何か検討したくなって、文法とレトリックを買う。 渡部昇一...
書籍目録

2021年07月書籍往来

文月はすでに後半戦である。 【思想】海老坂武『戦後思想の模索 森有正、加藤周一を読む』みすず書房、1981年 【知】朝永振一郎『物理学とほ何だろうか 上』岩波新書、1979年 朝永振一郎『物理学とほ何だろうか 下』岩波新書、1979年、19...