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『多読術』(2009)

松岡正剛『多読術』ちくまプリマー新書、2009年第2刷 筑摩書房の編集担当者である高田俊哉氏が聞き出し役となって松岡正剛氏が答える形式となっている。 あとがきで松岡正剛氏は多読術について、「うんと柔らかい。もっと認知関係的で、かなりパフォー...
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『シリーズ日本古代史⑥ 摂関政治』(2011)

古瀬奈津子『シリーズ日本古代史⑥ 摂関政治』岩波新書、2011年 令外官で蔵人、検非違使、摂関や関白を思い浮かべても内覧も令外官であることはあまり意識して読んで来なかった。太政官制のプロセスを令外官でどう変えたのか、中世を理解するにも古代を...
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『古文書入門 くずし字で「東海道中膝栗毛」を楽しむ』(2012)

中野三敏『古文書入門 くずし字で「東海道中膝栗毛」を楽しむ』角川学芸出版、2012年 かくて、百人一首は記憶で読んだため力にならずに、中級編を手にする。 十返舎一九『東海道中膝栗毛』の五編上を読む。弥次郎兵衛と喜多八が江戸から京都まで旅する...
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『古文書をはじめる前の準備講座』(2008)読み直し

吉田豊『古文書をはじめる前の準備講座』柏書房、2008年 「還暦に達する年頃になって、今後の人生目標を模索しておられる方々にこの本を提供いたします」とはじまる。この文句で買ったのかもしれない。 「戦後生まれなの方々が古文書に取り組むにあたっ...
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『古文書入門 くずし字で「百人一首」を楽しむ』(2010)

中野三敏『古文書入門 くずし字で「百人一首」を楽しむ』角川学芸出版、2010年、2011年第5刷 古文書への入門は先達につくのが一番であるが、機会がないままに歳を重ねるのも残念なので、活字本を戦前から明治に遡る本を読むことで旧仮名遣いに少し...
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『おくのほそ道』(1975)

松尾芭蕉 板坂元、白石悌三校注・現代語訳『おくのほそ道』講談社文庫、1975年、1979年第6刷 文庫本を処分する判断を迫られて、これを残すことにしたのは、『おくのほそ道』をこのあとくずし字で読む予定があったので、電車の中で読んだ。板坂元が...
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『律令国家と隋唐文明』(2020)

大津透『律令国家と隋唐文明』岩波新書、2020年 岡山の鬼ノ城の話から始まる。整備された山城は古代朝鮮式山城である。倭国が白村江の戦いの後に山城を築かせたことが日本書紀に見える。しかし、鬼ノ城は日本書紀に築城の記載がなく、大津透教授が古代史...
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『日本の中世を歩く』(2009)その5

五味文彦『日本の中世を歩く ーー遺跡を訪ね、史料を読む』岩波新書、2009年 この本についての最後のメモを書くことにします。別に書くこともなく読み終わっていますが、旅するための元になるかもしれません。 第10章 足利に学徒の夢を追う 中世の...
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『日本の中世を歩く』(2009)その4

五味文彦『日本の中世を歩く ーー遺跡を訪ね、史料を読む』岩波新書、2009年 第7章 江戸浦の網にかかった浅草の観音 浅草の観音様の縁起を読んで、神話時代、歴史時代、縁起の近代と三つの部分に分けるのはいかにも歴史家であると思う。 「ここで特...
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『中世史講義』(2019)

高橋典幸・五味文彦編『中世史講義 ーー院政期から戦国時代まで』ちくま新書、2019年第2刷 15講からなる中世史の通史である。 呉座勇一氏の第13講 「戦国の動乱と一揆」を読むために買っていたのであるが、通史として読むことを忘れていた。少し...