ティナ・シーリグ、高遠裕子訳『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』CCC メディアハウス、2016年第2刷
珍しい名前だなあと思っていたら、『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学 集中講義』(CCC メディアハウス、2010年)の著者ではないか。あの本はこの間、熊本震災への寄付金の原資になったけど、分かっていたら、取っておいたのにと思ったが、後の祭りである。必要になればブックオフで買い直せばよいと割り切っているのであるが、まだ買い直した本はない。本書の前に『未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義Ⅱ』(CCC メディアハウス、2012年)が出版されている。この本について記憶がないので、買ったかも知れないが読んではいないと思う。
本書は三ツ松新氏の解説を含めて254頁の本である。訳者と解説のコンビも同じで三匹目の何とかやらである。まあ、課題図書であるので、ざっと読む。ピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』(ちくま学芸文庫、2016年)のおかげで、だいぶ気楽に流し読みできるようになった。
本書のタイトル「スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義」はより曖昧なタイトルである。原書では、どうなのか。
InsightOut : Get Ideas Out of Your Head and Into the World by Tina Seelig
InsightOutと直截的な命名である。この2015年の本は2016年の始めに翻訳された。
本書の構成
序章と終章の間は4部制になっている。
第1部 想像力
第2部 クリエイティビティ
第3部 イノベーション
第4部 起業家精神
時間切れなので続きはまたの日
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