書籍目録

2019年12月書籍往来

師走も箱の中から本が出てくる。若者たち(相対的)と新日の基で忘年会をして、本の話になった。聞けば本が読みたくなる。 【歴史】 河野眞知郎『中世都市 鎌倉 遺跡が語る武士の都』講談社学術文庫、2005年 【文学】 松浦友久・植木久行編訳『杜牧...
読書時間

『趣味馬鹿半代記』(1968)

酒井徳男『趣味馬鹿半代記』東京文献センター、昭和43年(1968) Le Petit Parisienの石川さんが、水曜荘の本を集めているので、読ませてもらった。来年も展示を考えているという。 箱を開けて本を取り出してパラパラを眺めていくと...
読書時間

『世界標準の経営理論』(2019)

入山章栄『世界標準の経営理論』ダイヤモンド社、2019年 大著である。本文等803頁に事項索引、人名索引に社名索引を加えて820頁ある。著者は「本書は世界の主要な経営理論を初めてほぼ完全に体系化して、可能な限りわかりやすく解説して、経営学を...
断片記憶

忘年会に思う

来年のことを考えてもしかたがないが、ふと司馬遼太郎が霧隠才蔵に言わせたセリフを思い出していた。 2015-11-16『風神の門』(1969) 三浦浩一のようにひどく明るい表情で思案するには、頬の筋肉が少し硬くなりすぎたかと、揉んでみたりする...
ひととき

奈良その奥から 15「目分量」

岡本彰夫 『ひととき』2020年1月号 元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「目分量」について『ひととき』2020年1月号に書いていました。 お酒を嗜まない岡本彰夫氏が、日本料理店で、秤で酒一合を量っているのをみて一喝したという話でした。 ドイツ...
断片記憶

子年を迎える用意

街はクリスマスムードであるが、干支のお供えが可愛かったので飾ってみた。今年は年中行事が完結しなかったので、せめて、お供えでもすることにする。 それにしても十二支の鏡餅はいつから始まったのだろう。
ひととき

123 「素人顔見世」千宗室

ひととき 2020年1月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「素人顔見世」というタイトルでした。話には聞いていましたが、素人顔見世が南座の顔見世の千秋楽の翌日に行われていました。 家元の思い出は素人顔見世の常連だった大叔...
読書時間

『滝王国ニッポン』(2007)

北中康文『滝王国ニッポン』枻文庫、2007年 「滝」という言葉に弱い。写真家である北中康文氏は全国の滝をめぐった大の「滝」好きである。今ならYouTuberになれそうだ。氷瀑好きの私としては日光の雲龍瀑の写真(P218)を好む。節分の翌日だ...
読書時間

『南アルプス 歩きながら覚える 夜叉神峠鳳凰三山の高山植物』(2002)

芦安ファンクラブ編『南アルプス 歩きながら覚える 夜叉神峠鳳凰三山の高山植物』山梨日日新聞社、2002年 低山帯、亜高山帯、高山帯のコース毎に花の色は、白、黄、緑、赤、青紫の順にそれぞれ開花時期順に並べている。まさに、歩きながら高山植物の名...
読書時間

『日中戦争』(1985)

古屋哲夫『日中戦争』岩波新書、1985年、1988年第6刷 日中十五年戦争はアジア太平洋戦争の陰に隠れて精算されずに忘れ去られた。我々が戦争というと米英とのアジア太平洋戦争しか思い浮かべない。日本戦歿学生手記編集委員会編『きけわだつみのこえ...