読書時間

『京都の歴史を足元からさぐる[洛東の巻]』(2007)

森浩一『京都の歴史を足元からさぐる[洛東の巻]』学生社、2007年著者はあとがきで「学は人の砥礪(しれい)なり」と書いている。「砥は細いトイシ。礪はあらいトイシ。細かい研究にくわえ、大きく物事を見る姿勢の両方が必要」と云っている。さて、久し...
視聴時間

『京都 表千家 茶の湯歳時記』(2007)

表千家不審庵,テレコムスタッフ株式会社『京都 表千家 茶の湯歳時記』2007年この29分のビデオで京都 表千家の歳時記が味わえる。高いと感じるか安いと感じるかはあなた次第である。不審庵の門は紀州藩からの寄贈である。玄関の手掛かりを切り、客の...
散歩時間

NOBUNAGAを観る

朝からの障子張りの行事が終わって、午後から東京宝塚劇場で月組の、『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-』と『Forever LOVE!!』を観る。前回も貸切公演だったが、今回も貸切公演だった。エリアリンク株式会社の第1回の貸切公演である。...
読書時間

『平田篤胤』(その2)

吉田麻子『平田篤胤』平凡社新書、2016年著者は第5章を読むことを勧めている。「おそらくこの章に一番のエッセンスがあると思う」(P11)。第五章が重要なことは分かったので、本書の構成をまず見ておこう。第一章 『鬼神新論』(文化2年・1805...
四都手帖

五条坂陶器まつり2016年

献上三笠とは、奈良市下御門町(しもみかどちょう)にある鶴屋徳満の三笠の名称のこと。三笠は笠を三つ重ねたような山相の若草山の別称。「今上陛下皇太子の御時、立太子の御奉告に橿原に行啓のみぎり、献上の光栄に浴しましたので」、それ以来「献上三笠」を...
四都手帖

和中庵の二階のガラス窓

夏の旅で「和中庵」を見た。「人工絹糸」いわゆるレーヨンが発明されると、それを「人造絹糸」と命名し「スキー毛糸」のブランドで財をなした近江の五箇荘出身の藤井彦四郎が、贅を尽くして建てた、東山大文字山の麓の鹿ヶ谷の建築群である。漢学者長尾雨山に...
読書時間

『奔馬』(1977)を蟬時雨の中で読む

三島由紀夫『奔馬 豊饒の海・第二巻』新潮文庫、1977年、2013年第63刷週刊新潮の「とっておき私の奈良」の三輪太郎氏の1回に大神神社の摂社の率川神社の三枝祭が出てくる。三島由紀夫が書いた率川神社の三枝祭を読むために大垣書店で文庫本を買っ...
ひととき

82 「祭の夜」千宗室

ひととき 2016年08月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「祭の夜」というタイトルだった。家元が自転車で神社の夜祭へいった時の話だった。鳥居を夜店の明かりが照らしていた夕方だった。綿菓子やベツコウ飴、おもちゃ屋、射的...
視聴時間

『父親たちの星条旗』(2006)

クリント・イーストウッド監督『父親たちの星条旗』ワーナー・ホーム・ビデオ、2006年硫黄島を米国側から見た映画は、米国らしく英雄達を使った戦時国債のキャンペーンの内幕を描くものだった。戦死者遺族を中傷した者へ品がないとして批判するのが米国社...
視聴時間

イザイホウ(1966)

海燕社(イザイホウ事務局)1966年ドキュメンタリー49分間 白黒1978年沖縄久高島の最期のイザイホウはYouTubeで見たことがある。1部と2部に分かれている。東京シネマ社の1979年の作品だ。「沖縄 久高島のイザイホーー第1部ー」「沖...
古都を旅する

率川神社

週刊新潮の「とっておき私の奈良」文芸評論家の三輪太郎氏の1回目は「率川神社」だった。率川神社(いさがわじんじゃ)は大神神社の摂社である。6月17日にゆりまつりの三枝祭(さいくさのまつり)がある。森孝雄名義で三輪太郎氏は『『豊饒の海』あるいは...
断片記憶

奈良の遊び場の記憶

田中一光『田中一光自伝 われらデザインの時代』白水社、2004年自分の人生を語ることは幸せなことだ。1930年奈良市に生まれた田中一光の遊び場は興福寺の三重塔や北円堂で囲いはまだなかったという。このデザイナーは終戦の翌年京都の美術学校の図案...
断片記憶

駒場和男氏の遺稿

先月号で詳細は8月号とあったが、時間がなかったようだ。詰パラ2016年8月号の全詰連の頁で柳田明氏が「駒場和男氏ご逝去」を書いていた。その中で「実は未発表の中編100題でもう一冊出す希望があったようで、今回未整理の遺稿が発見された」と報告さ...
書籍目録

2016年07月購入図書

2016年07月購入図書(購入後記)LE PETIT PARISIENへ山口椿氏が京都から出張って来られたので、サインをおねだりするために本を用意した。石川さんがそんな気を使うとは思えないしなあ。本を片付けるたびに、本の評価を早くすべきだと...
読書時間

『現代語訳 神皇正統記』(2015)

今谷明『現代語訳 神皇正統記』KADOKAWA、2015年1.統一北畠親房の『神皇正統記』の現代語訳である。『神皇正統記』は(南朝の後村上天皇のために書いたという説もあるが、誰のために書いたのかは定説をみていないと今谷明氏はいう。)南朝の正...
古都を旅する

ミキモト真珠島

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」ノンフィクション作家の梯久美子(かけはしくみこ)氏の4回目は「ミキモト真珠島」だった。海女さん達の横でタモ網持ってご機嫌に写っている。アコヤ貝より大きいマベ貝のマベ真珠は見たような見なかったような気がする。も...
四都手帖

四都手帖2016年9月【編集中】

2016年9月の私的な愉しみと記憶岸和田はだんじり祭で有名だ。地車(だんじり)は太鼓と笛と鐘の音が耳についたら離れなくなる。【古都】非公開文化財特別公開 〜9月30日藤田家住宅(西陣の元帯屋)上賀茂神社 本殿、権殿、庁屋(平成27年式年遷宮...
断片記憶

読書は小さな冒険

本は読まなくても感じることができる。読んだ後の本はどうするのか。買った本は保管するスペースがいる。図書館から借りた本は返す必要がある。電子書籍であれば、スペースを考える必要がないが、感じることができない。シェアリングエコノミー、買うより借り...
読書時間

『平田篤胤』(2016)

吉田麻子『平田篤胤 交響する死者・生者・神々』平凡社新書、2016年ふと手にしてあとがきを見ると、宮地正人『歴史のなかの『夜明け前』ーー平田国学の幕末維新』(吉川弘文館、2015年)のことや、渡辺京二氏のことなどが触れられていた。新書なので...
読書時間

『古代の日本と東アジアの新研究』(2015)

上田正昭『古代の日本と東アジアの新研究』藤原書店、2015年著者の最期の論考である。出版時に見落としていたので、今頃手に入れた。もっとも、著者の本は箱に入っていて探せなくなっていたので、まだ、買っていなかったことが幸いしたとも言える。上田正...