読書時間

『孤客(ミザントロオプ)』(1950)

モリエール、辰野隆訳『孤客(ミザントロオプ)もしくは、怒りっぽい恋人』岩波文庫、1950年、1980年第25刷 書誌情報 第22刷改版に際し、かなづかい等の表記を現代表記に改めている。 LE MISANTHROPE OU L'ATRABIL...
四都手帖

四都手帖2020年02月【編集中】

2020年02月の私的な愉しみと記憶 如月をどう過ごすか。暖冬気味なので。 ジュンク堂書店京都店が2019年2月29日で閉店するという。1万円以上買うと貰えたコーヒー券はあまり使えなかったが無くなると寂しくなる。 お茶屋さんからお化けのお誘...
読書時間

『英語類義語活用辞典』(2003)

最所フミ編著『英語類義語活用辞典』ちくま学芸文庫、2003年 箱を開けて読むシリーズが続いているのは本の発行年を注意深く見ていれば気がつくというものだ。年末に会社に置いてあった本を処分した時、年末は大掃除で本が大量にでるので、正月は値引販売...
東都手帖

東都手帖2020年02月【編集中】

2020年02月東都散歩のための私的な愉しみと記憶 2月は如月である。熱海まで足を伸ばせば、国宝「紅白梅図屏風」をMOAで2020年1月24日(金)〜3月17日(火)観られる。しばらく観ていないので、たまには観てみたい。 「日本・ハンガリー...
断片記憶

沈黙の表紙

アラン・コルバン、小倉孝誠・中川真知子訳『静寂と沈黙の歴史』(藤原書店、2018年)の表紙の絵はフェルナン・クノップの「沈黙」だった。 Le Petit Parisienにフェルナン・クノップ展の図録があったのでめくってみた。淡いパステル画...
読書時間

『本は読めないものだから心配するな』(2011)

管啓次郎『本は読めないものだから心配するな』左右社、2011年〔新装版〕 前に読んだときは、猿子眠の話に興味を持って書いた。 2014-08-28「旅する読書」 本書のテーマは「本は読めないものだから心配するな。あらゆる読書論の真実は、これ...
読書時間

『術語集Ⅱ』(1997)

中村雄二郎『術語集Ⅱ』岩波新書、1997年、2007年第14刷 人名索引と事項索引(前著は辞項索引)を見比べて思うのは、五月革命、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災、湾岸戦争などのカレントな事件などのインパクトが語られていることだ。 ヴァーチ...
読書時間

『術語集』(1984)

中村雄二郎『術語集 ーー気になることばーー』岩波新書、1984年第3刷 旧公認会計士第二次試験に受かり、就職して1年が経った時に、この本を購入している。1979年に大学を出てから、本を買わなくなったが、また買うようになったのだろうか。帯の「...
読書時間

『和辻倫理学を読む』(2010)

子安宣邦『和辻倫理学を読む もう一つの「近代の超克」』青土社、2010年 子安宣邦先生が昭和思想史研究会で大岡昇平の『レイテ戦記』を取り上げて終わる予定だったが、断念し、和辻哲郎の『日本倫理思想史 上下』(岩波書店、1952年)を読むことに...
断片記憶

『藤原定家歌集』(1931)

佐々木信綱校訂『藤原定家歌集』岩波文庫、1931年、2013年第8刷 正月番組で百人一首が取り上げられていた。藤原定家歌集は何度も読んでいるけど、今回は、定家年譜に注目した。やはり明月記は読んでみたい。