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『情報生産者になる』(2018)

上野千鶴子『情報生産者になる』ちくま新書、2018年 通勤電車の中で読んでいますが、382頁と厚い新書です。どうも、「情報」や「生産」とか「技術」とかいう言葉の組み合わせに弱いので手にしました。梅棹忠夫の『知的生産の技術』(1969)や渡部...
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『ロベルトは今夜』(1962)

ピエール・クロソウスキー、遠藤周作・若林真訳『ロベルトは今夜』河出書房新社、1962年第5刷 2016年11月3日にLe Petit Parisienで『ロベルトは、今夜』の映画を観て、クロソウスキーを巡る山口椿氏、大森晋輔氏、石川順一氏の...
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『山家集』(1982)

後藤重郎校注『山家集』新潮日本古典集成、1982年、2011年第10刷 久しぶりに『山家集』を手に取る。カルチャーラジオの古典購読で上智大学の西澤美仁教授の「西行をよむ」を何回か聞いているうちに西行が読みたくなった。たまたま開けた段ボール箱...
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『デカルト『方法序説』を読む』(2014)その3

谷川多佳子『デカルト『方法序説』を読む』岩波現代文庫、2014年、2017年第2刷 第3章では、デカルトの『方法序説』で書かれていない1部と2部の間のことが語られる。デカルトは学校を出て書物の学問を捨てて旅に出る。そして「わたし自身のうちに...
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『デカルト『方法序説』を読む』(2014)その2

谷川多佳子『デカルト『方法序説』を読む』岩波現代文庫、2014年、2017年第2刷 谷川多佳子氏が森有正のパリの家でみた『本居宣長全集』の思い出が印象に残ったところまでは書いた。森有正が本居宣長をどう読んでいたのか気になった。エッセイに書い...
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『デカルト 『方法序説』を読む』(2014)

谷川多佳子『デカルト『方法序説』を読む』岩波現代文庫、2014年、2017年第2刷 本書は、岩波市民セミナー(1999年10月)の4回の講演を基にした「岩波セミナーブックス」(2002年)を岩波現代文庫としたもの。森有正と小林秀雄に触れるこ...
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『徳政令』(2018)

早島大佑『徳政令 なぜ借金は返さなければならないのか』講談社現代新書、2018年 高校で徳政令を習ったときは何故このような不合理なことが鎌倉・室町時代に行われたのか理解できなかった。そんな徳政令についての本を手にした。戦国法の本を読んで中世...
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『日本の名著 西田幾多郎』(1970)

上山春平『日本の名著 西田幾多郎』中央公論社、1970年 上山春平は解説「絶対無の探求」のなかで、西田幾多郎の生誕百年の意義をNHKからの電話で問われたエピソードから始めている。西田幾多郎の評価はすでに難しいものとなっていた。上山春平は西田...
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『戦国大名と分国法』(2018)その3

清水克行『戦国大名と分国法』岩波新書、2018年 この『戦国大名と分国法』について、いつものようにまとめずに終わっていたのであるが、日経新聞に平山優氏が書評を寄せていた(2018年9月22日)のを読んで、私なりに整理しておく必要性を感じた。...
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『方法序説』(2001)を読む

デカルト著、谷川多佳子訳『方法序説』ワイド版岩波文庫、2001年、2003年第3刷 さて、ヴァレリーの「デカルト」を読んでいよいよ和室の本棚にある『方法序説』を取り出して読むことにする。 『方法序説』は6部に分かれている短い本だ。もとは、3...