『中国絵画入門』(2014)

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宇佐美文理『中国絵画入門』岩波新書、2014年

著者は「気と形を主題とした中国絵画史」入門を書いたのである。中国絵画の伝統である「気」を正面から扱った本はあまりなかった。花の「気」といえば、花の匂い立つ美しさであるというような精神性である。鑑賞のルールを知らないで見ていたのがもったいなかった。

参考文献や年代別中国絵画作品一覧は刺激を与えてくれる。巻末に索引もあり申し分ない作りである。

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