『道徳形而上学の基礎づけ』(2024)

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カント著、大橋容一郎訳『道徳形而上学の基礎づけ』岩波文庫、2024年

(書誌情報)

Immanuel Kant. Grundlegung zur Metaphysik der Sitten, 1785の岩波文庫の新訳である。訳注、訳者解説、索引・訳語一覧がある。

der Sittenを道徳と訳し人倫としなかったことについては、歴史的な用語使用と混同される可能性を残してしまうからと書かれている(pp.208-209)。

カントの論理は厳密といわれている。しかし、永井均氏のエッセイを読んでも、飛躍や取り違えがあることが指摘されていた。そこで、今回もゆっくり読むことにした。それでも斎藤慶典氏に指摘されるまでカントの論理展開ミスに気が付かなかった。

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