読書時間 『デカルト『方法序説』を読む』(2014)その2 谷川多佳子『デカルト『方法序説』を読む』岩波現代文庫、2014年、2017年第2刷谷川多佳子氏が森有正のパリの家でみた『本居宣長全集』の思い出が印象に残ったところまでは書いた。森有正が本居宣長をどう読んでいたのか気になった。エッセイに書いて... 2018.10.04 読書時間
読書時間 『デカルト 『方法序説』を読む』(2014) 谷川多佳子『デカルト『方法序説』を読む』岩波現代文庫、2014年、2017年第2刷本書は、岩波市民セミナー(1999年10月)の4回の講演を基にした「岩波セミナーブックス」(2002年)を岩波現代文庫としたもの。森有正と小林秀雄に触れること... 2018.10.03 読書時間
読書時間 『徳政令』(2018) 早島大佑『徳政令 なぜ借金は返さなければならないのか』講談社現代新書、2018年高校で徳政令を習ったときは何故このような不合理なことが鎌倉・室町時代に行われたのか理解できなかった。そんな徳政令についての本を手にした。戦国法の本を読んで中世と... 2018.10.02 読書時間
読書時間 『日本の名著 西田幾多郎』(1970) 上山春平『日本の名著 西田幾多郎』中央公論社、1970年上山春平は解説「絶対無の探求」のなかで、西田幾多郎の生誕百年の意義をNHKからの電話で問われたエピソードから始めている。西田幾多郎の評価はすでに難しいものとなっていた。上山春平は西田幾... 2018.09.27 読書時間
読書時間 『戦国大名と分国法』(2018)その3 清水克行『戦国大名と分国法』岩波新書、2018年この『戦国大名と分国法』について、いつものようにまとめずに終わっていたのであるが、日経新聞に平山優氏が書評を寄せていた(2018年9月22日)のを読んで、私なりに整理しておく必要性を感じた。「... 2018.09.24 読書時間
読書時間 『方法序説』(2001)を読む デカルト著、谷川多佳子訳『方法序説』ワイド版岩波文庫、2001年、2003年第3刷さて、ヴァレリーの「デカルト」を読んでいよいよ和室の本棚にある『方法序説』を取り出して読むことにする。『方法序説』は6部に分かれている短い本だ。もとは、3つの... 2018.09.23 読書時間
読書時間 ヴァレリーの「デカルト」を読む 東宏治・松田浩則編訳『ポール・ヴァレリー ヴァレリー・セレクション 下』平凡社ライブラリー、2005年改題で「デカルト」が1937年7月31日「第9回国際哲学学会」の開会式に際してソルボンヌ大学で行われた講演がもとになっていることが分かる。... 2018.09.22 読書時間
読書時間 『ヴァレリー・セレクション』の宣伝文句に引っかかる 東宏治・松田浩則編訳『ポール・ヴァレリー ヴァレリー・セレクション 上』平凡社ライブラリー、2005年Paul Valéry(1871-1945)の批評を22篇選び新たに訳したもの。『ヴァリエテ』を中心に選んでいる。研究所の本棚に挿してあっ... 2018.09.21 読書時間
読書時間 『芭蕉 百五十句』(1989) 安東次男『芭蕉 百五十句 俳言の読み方』文春文庫、1989年安東次男(あんどう つぐお)は何で評釈の手直しを3度、4度と刊行本でしたのだろうか。伊藤仁斎は手直しを入れ続けたが、生前刊行はしていない。安東次男はそれだけ松尾芭蕉の徘徊に腰を据え... 2018.09.19 読書時間
読書時間 『花と木の文化史』(1986) 中尾佐助『花と木の文化史』岩波新書、1986年「花はなぜ美しいか」という命題を取り上げて、本能的美意識と文化的美意識を論じている。「植物界を広くみて、また人間の文化を通し、人間の歴史を通して植物をみて、花や植物の世界と人間との関係は複雑多様... 2018.09.18 読書時間