出口治明『仕事に効く 教養としての「世界史」』祥伝社、2014年
知人からのメールで、面白い本であるとの紹介があった。この本を読むと代替に処分可能な本が見えてくると言われた。
一読して、面白い。
自分が知らないところを埋めてくれる。著者はライフネット生命の創業者ではないか。
参考文献が付いていないので、本文の中の引用から本を見て行った。
『歴史 上』ヘロドトス著、松下千秋訳、岩波文庫
『クアトロ・ラガッツィ』(若桑みどり著、集英社文庫)
『大君の通貨』(佐藤雅美著、文春文庫)
エマニュエル・ウォーラーステインは書名の引用がないので、以下を想定した。
『新版 史的システムとしての資本主義』I.ウォーラーステイン, 川北 稔訳、岩波書店、1997
『想像の共同体:ナショナリズムの起源と流行』ベネディクト・アンダーソン(アメリカの政治学者)白石隆・白石さや訳、リブロポート出版
自分が聴きたい話を聴くというのは残念ながら認めて反省しないといけない。大学を出てからのものはほとんど知らないでいた。代替どころか、まずは本の買い足しだ。
なお、普段、本を読まない人や、忙しく働く人はこの本だけでよいと思う。ポイントが押さえられているからだ。私のようにまず本から入る人は本の山に埋もれることを覚悟する必要がある。
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