『考える技術・書く技術』(1973)

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板坂元『考える技術・書く技術』(講談社現代新書、1973年)が懐かしく手に取ってみたら、2013年で第71刷となっていた。40年以上前に書かれた新書が版を重ねているのはすごいことだ。

もうすっかり忘れてしまったので新鮮だった(笑)。老化と刺激の話が目につく。頭の老化を防ぐ意味で旅行の効用をあげた上で「刺激という点では、こぎれいな近代的なホテルは望ましくない」としている。

板坂元氏の見たてでは、川喜田二郎氏のKJ法は麻雀となる。配牌は雑然とした情報である。情報の組みかえゲームだ。私は浅田哲也氏に倣って理牌しないのでピンとこなかったのだが。ゲームの本質をついている。

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