『古典の愉しみ』(1983)

読書時間

谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年

『古典の愉しみ』は丸山有彦氏がデカルトの書簡集から谷沢永一が発想法を学んだと書いていたのが記憶に残り、いつか読んでみたいと思っていたが、何しろ谷沢永一の本は数多くて、同じ内容が様々な本に載っているため探すのが難しい。たまたま神田古書まつりでタイトルの本があったのだった。

本書は編集の小川琴子氏が「私の古典と戦後」という企画を『Voice』に1982年7月号から12月号にシリーズとして実現したエッセイをまとめたもの。軽い読み物だけれど著者達の本の読み方が分かって面白い。私は高坂正堯「『古寺巡礼』日本の宿命を凝視する眼」が良かった。

谷沢永一のまとめは丸山有彦氏のブログに付け加えることはなかった。

■デカルトの思考法:谷沢永一が書簡集から見出したもの

■使える「デカルト=谷沢の方法」:書簡集から学んだ谷沢永一

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