小松英雄『徒然草抜書 表現解析の方法』講談社学術文庫、1990年
第二章は謎解きを通して短絡的に読むことを戒めいてる。これはやられた感が強かった。
伴信友の堤中納言物語の虫めづる姫君による返歌の解釈のダメ出しを読んでいくと知ってる内容だった。
しかし、この本は挫折したと追い込んでいただけに、読み進めると読んだことがある展開になり、著者の結論を忘れていたことに気づく。推理小説を読んでも、読んだことをすぐに忘れるのが自分なので、記憶はあてにならない。
『徒然草抜書』(1990)
『徒然草抜書』(1990)その3
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