スティーブ・ハウス、梅津正彦訳『垂壁のかなたへ』(白水社、2012年)
「垂直」とか「垂壁」という言葉に弱い。で買ってしまう。谷口けい氏の推薦の帯も付いていたので迷わず購入した。
ラインホルト・メスナー氏が序文でスティーブ・ハウス氏は偉大な冒険家と讃えられたアルバート・ママリやワルテル・ボナッティ、ロイヤル・ロビンスに通ずるものがあると褒めている。アルパインスタイルはメスナーを継ぐものがある。
短い文にナイフの斬れ味がある。翻訳は梅津正彦氏で安心して読める。「突っ込むか、引き返すか」の判断が面白い。こんなタイトルがまだ残っていたのか!
ちなみに原書はByond The Mountainと平凡なタイトルなのだ。
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