読書時間 『いっとかなあかん店 京都』(2018) バッキー井上『いっとかなあかん店 京都』140B、2018年 出ると思っていたけど、意外に早く出た。手にとって、「喜幸」から始まっているのをみて、現在、バッキー井上氏が最高と考えている店が分かろうと言うものだ。ミシュランガイドがいっとかなあ... 2018.11.08 読書時間
読書時間 『バテレンの世紀』(2017) 渡辺京二『バテレンの世紀』新潮社、2017年 あとがきで渡辺京二氏が読者の催促でザビエルを日本に上陸させた経緯が書いてあり、「ちょうどスペイン・ポルトガルのモルッカ諸島争奪戦を書こうとしていたところだったが、それを省いて急遽ザビエルを日本に... 2018.11.07 読書時間
読書時間 『哲学講義』(2012) アラン、中村雄二郎訳『哲学講義』白水iクラシックス、2012年 本書は『アラン著作集1 思索と行動のために』(白水社、1981年)を改題し、一部改訂したとある。 底本は Élements et philosophie, Editions G... 2018.11.06 読書時間
読書時間 『論より証拠』(1985)その2 谷沢永一『論より証拠』潮出版社、1985年第2刷 谷沢永一が「"虚学"の醍醐味」で福澤諭吉の「実学」に対する対照語として「虚学」を書いていた。 「実学」は福澤諭吉が『學問のすゝめ』(1872年)の初編の有名な「天は人の上に人を造らず人の下に... 2018.11.05 読書時間
読書時間 『呉越春秋 湖底の城 第9巻』(2018) 宮城谷昌光『呉越春秋 湖底の城 第9巻』講談社、2018年 完結! 毎年のように読んできた日々が20年を超えた。山から下りてから、宮城谷昌光氏の本にどんなに慰められたことか。それにしても宮城谷昌光氏が描いてきた登場人物は何と魅力的なことだろ... 2018.11.04 読書時間
読書時間 『パイドロス』(1967) プラトン、藤沢令夫訳『パイドロス』岩波文庫、1967年、2016年第63刷 『パイドロス』とはパイドロスという青年とソクラテスとのアテナイの郊外の泉の辺にあるプラタナスの木陰での夏の日の対話である。プラトンはソクラテスに「ディアレクティケー... 2018.11.02 読書時間
読書時間 『論より証拠』(1985) 谷沢永一『論より証拠』潮出版社、1985年第2刷 神田古書まつりといえば、いつも気がつくのが当日だったりして欲しい本が思い出せずに、手ぶらでは帰れないため谷沢永一の本を探している自分に気がつくことが多い。しかし、この頃の本は谷沢永一が鬱で苦... 2018.10.29 読書時間
読書時間 『山月記・李陵 他九篇』(1994) 中島敦「文字禍」『山月記・李陵 他九篇』岩波文庫、1994年、2013年第29刷 中島敦の「文字禍」という掌篇の寓話を読む。寓話であるからには何か背景があるに違いない。氷上英廣氏の解説には、「「名人伝」や「文字禍」などの寓話物も、その背景に... 2018.10.27 読書時間
読書時間 『経験と思想』(1977)その2 森有正『経験と思想』岩波書店、1977年 前回は思い出を書いて終わってしまった。今回から内容に入ろうと思う。 『経験と思想』は岩波書店の『思想』に掲載された。森有正によれば第Ⅰ部である。その後は、第Ⅱ部は「『実存』と『社会』」と題することに... 2018.10.25 読書時間
読書時間 『経験と思想』(1977) 森有正『経験と思想』岩波書店、1977年 辻邦生の解題を読むと当時のことが蘇ってくるようだ。森有正が1976年にパリで死去したため、『経験と思想』は第Ⅰ部で終わってしまった。著者の死とともに本は読まなくなった。その後、全集やエッセイ集成が出... 2018.10.24 読書時間