『アーカイブ立国宣言』(2014)

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「アーカイブ立国宣言」編集委員会編『アーカイブ立国宣言 日本の文化資源を活かすために必要なこと』ポット出版、2014年

アーカイブ立国宣言の4つの提言

提言1:国立デジタルアーカイブ・センター(NDAC)の設立

国内における多数のアーカイブをつなぐデジタルハブの役割を果たす、日本のデジタルアーカイブ全体のセンターかつ窓口として、「(仮称)国立デジタルアーカイブ・センター」を設立する。

提言2:デジタルアーカイブを支える人材の育成

文化芸術分野の知見、作品の収集・保存・修復・公開の技能、そして必要な法律知識を適切に備えたアーキビストの育成を中心に、デジタルアーカイブを支える人的基盤を整備する。

提言3:文化資源デジタルアーカイブのオープンデータ化

公的な文化施設によって整備される文化資源デジタルアーカイブを、誰もが自由に利活用可能なオープンデータとして公開する。

提言4:抜本的な孤児作品対策

著作権・所有権・肖像権などの権利者不明作品(いわゆる「孤児作品」)につき、権利者の適切な保護とのバランスを図りつつ、その適法かつ迅速な利用を可能とする抜本的な立法措置を実施する。

文化資源戦略会議

ヨーロピアナや米国デジタル公共図書館に比べ我国は残念な状況にある。

対談を読んでいてなるほどと思ったのは、歩道橋のことだった。

ローマ五輪のときに交通渋滞の緩和対策だった歩道橋は、終わったら全て撤去した。東京五輪で真似した日本の歩道橋は交通安全目的のため撤去されるどころかどんどん増えて町の景観に影響を与えるまでになった。

老朽化した歩道橋の維持管理・撤去は社会問題である。

デジタルアーカイブは供給側の目線なので広がりを欠くのではなかろうか。

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