『平安京散策』(1991)

読書時間

角田文衞『平安京散策』(京都新聞出版センター、1991年、2009年再版)に「他方、平安京の文献学的研究も大いに進捗した。中でも忘れ難いのは、紫式部の邸宅や紫野の斎院の位置を明らかにし、また『源氏物語』の若紫帖に見える「北山のなにがし寺」のモデルとなった寺が大雲寺であるという事実を究明したことである。こうした諸研究と調査は、『角川日本地名大辞典』第26巻下巻(京都府)の「平安京」に集成されている(朧谷壽氏と共同執筆)」とあった。

朧谷とあったら買うということにしているので、古本しかないが、Amazonでポチした。『平安京提要』に載っているのではないかと思ったのは後の祭りだった。

京都本は読むと実際に行ってみたくなる。京都検定がダメなのはそういうことだ。今、琵琶湖検定が6回で終わってしまったので、滋賀さざなみ検定問題を勝手に作っている。問題を解いてそこに行きたくなるというのがコンセプトである。知識で終わらせてはならない。

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