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『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』(1969)その3

桜部建・上山春平『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』角川書店、1969年、1978年第10版 定方晟『須弥山と極楽 仏教の宇宙観』(講談社現代新書、1973年)は『倶舎論』の世界、三千大千世界の話でした。これがアビダルマの話と思わずに...
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『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』(1969)その2

桜部建・上山春平『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』角川書店、1969年、1978年第10版 月報を読んでみました。 荒木俊馬(あらきとしま)が「無題空語」を書いていて、スウェーデンのC.V.L.シャルリエー(1892-1934)の段...
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『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』(1969)

桜部建・上山春平『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』角川書店、1969年、1978年第10版 アビダルマ思想の現代にもつ意義を確認する旅を始めます。 書誌情報 角川書店の仏教の思想シリーズ12巻は、上山春平氏と梅原猛氏が仏教思想の専門...
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『いろはうた 日本語史へのいさない』(2009)その2

小松英雄『いろはうた 日本語史へのいざない』講談社学術文庫、2009年、2014年第3刷 目次をメモしておきます。 第一章 以呂波の輪郭 第二章 以呂波の古い姿 第三章 大為尓をめぐる諸問題 第四章 源順と阿女都千 第五章 誦文の成立事情 ...
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『いろはうた 日本語史へのいざない』(2009)

小松英雄『いろはうた 日本語史へのいざない』講談社学術文庫、2009年、2014年第3刷 また、小松英雄氏を読む季節になりました。 「いろはうた」について徹底的に考えるのが小松英雄氏のやり方です。専門家のありがたい研究成果を分かりやすく提示...
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『歴史的仮名遣い』(2014)再読その2

築島裕『歴史的仮名遣い その成立と特徴』吉川弘文館、2014年第2刷 何気に注を見た。 20(1)小松英雄『徒然草抜書 解釈の原点』(昭和58年6月) 本文はというと。 1章 仮名遣いはなぜ起ったか ーーいろは歌の成立とその展開 発音の変化...
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『歴史的仮名遣い』(2014)再読

築島裕『歴史的仮名遣い その成立と特徴』吉川弘文館、2014年第2刷 崩字の訓練を忘れていることに気がつくと、少しだけ『くずし字で「おくのほそ道」を楽しむ』を読むことにしている。繰り返し読んでいるが、以前に読めたものが読めなくなっている。読...
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『高野切第一種 伝紀貫之筆』(1993)

日本名筆選1『高野切第一種 伝紀貫之筆』二玄社、1993年、2014年2版(増補)第9刷 最近、『古今和歌集』を寝る前に読んでいて、歌は活字(印刷用の文字)で読むのと毛髪の筆跡で読むのとでは受け取る情報が違うのではと思って、箱の中から久し振...
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『新版古文書学入門』(1997)

佐藤進一『新版古文書学入門』法政大学出版局、1997年、2013年新装版第7刷 本物との出会いを感じる本である。旧版のあとがきは昭和46年(1971)の日付である。入門書といっても素人である私は読むたびに打ち返される。今もって、本書を超える...
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『テクストの発見』(1994)その4

大澤吉博編『叢書 比較文学比較文化 6 テクストの発見』中央公論社、1994年 大嶋仁氏の「小林秀雄『本居宣長』より」を読む。 小林秀雄の『本居宣長』(1977年)、第十二章の冒頭の四段が引用されて、大嶋仁(おおしま ひとし)氏の読みが披露...