読書時間 『祇園祭と戦国京都』(2007)その2 河内将芳『祇園祭と戦国京都』角川叢書、2007年現在の祇園祭をアップデートしたあとで、戦国時代の祇園祭の話に戻る。本書は戦国時代の祇園祭のイメージが「権力に抵抗する民衆の祭礼」と受け取られていることについて疑問を投げかけた書である。このイメ... 2019.08.05 読書時間
読書時間 『祇園祭と戦国京都』(2007) 河内将芳『祇園祭と戦国京都』角川叢書、2007年思えば河内将芳氏の本は京都に行った時に買ってきた。ふたば書房京都駅八条口店の展示が見やすかったせいでもあった。祇園祭というと、朧谷寿先生のお話を町家で聴くのが楽しみだったが、仕事が変わってから... 2019.08.03 読書時間
読書時間 『京の路地を歩く』(2009) 高沢英子『京の路地を歩く』未知谷、2009年著者の高沢英子氏の出身は伊賀上野です。伊賀でも路地を「ろおじ」と発音するのは関西弁というより京ことばのようです。伊賀は京ことばに近いとのことでした。京都人ではないので、京都の行事に関心を持って見聞... 2019.08.02 読書時間
読書時間 『哲学の旅から』(1979) 上山春平『哲学の旅から』朝日選書、1979年上山春平が自身の哲学の旅を振り返っている。「山城と国家論」は未完に終わったが、「徳川幕府の成立に先行する四世紀間の山城の歴史を、律令国家の確立に先行する数世紀間の古墳の歴史に対応させてみたい思いに... 2019.07.27 読書時間
読書時間 谷川健一『白鳥伝説』(1985) 谷川健一『白鳥伝説』集英社、1985年谷川健一の4部作といわれる本の1つ。どの順に読むのがいいかは普通は発行順だと思う。しかし、読み手の事情もある。『青銅の神の足跡』はすでに読んでいる。内容の細部は忘れたが、西日本の話だった思う。4部作の内... 2019.07.25 読書時間
読書時間 『「近代の超克」とは何か』(2008) 子安宣邦『「近代の超克」とは何か』青土社、2008年第3刷「近代の超克」は文學界の座談会「近代の超克」(1942年9月10月号)だけでなく、中央公論の座談会「世界史的立場と日本」(1941年1月号、4月号、18年新年号)を含めた広い概念と竹... 2019.07.18 読書時間
読書時間 『ボビー・フィッシャーのチェス入門』(1974)再読 ボビー・フィッシャー、東公平訳『ボビー・フィッシャーのチェス入門』河出書房新社、1974年、1995年第25刷本の片付けをしていて出てきた懐かしい本。ページの裏に答えがある構成になっていて、最後まで読むと、本を逆さまにして続きが始まるという... 2019.07.17 読書時間
読書時間 『近代の超克』(1979)版を読み返す 河上徹太郎、竹内好『近代の超克』冨山房百科文庫、1979年、2010年第11刷松本健一の解題によれば、第Ⅰ部の知的協力会議 座談会「近代の超克」(1942年)から第Ⅱ部は竹内好の論文「近代の超克」(1959年)は「思想としての「近代の超克」... 2019.07.15 読書時間
読書時間 『マキァヴェッリ 『君子論』をよむ』(2019) 鹿子生浩輝『マキァヴェッリ 『君子論』をよむ』岩波新書、2019年戻ってくるところはマキァヴェッリである。この政治思想家は誤解され続けていると著者の鹿子生浩輝氏はいう。その原因は「マキァヴェッリの置かれていた歴史的状況や彼が取り組もうとして... 2019.07.14 読書時間
読書時間 『鮨屋の人間力』(2007) 中澤圭二『鮨屋の人間力』文春新書、2007年四谷のすし匠の主人の鮨屋修行の本である。買ってから放置すること久しかった。たまたま、本の片付けの日に、若者が本棚に見つけた。どうにか雪壁のように本棚の前に積まれている段ボールを一列分移動したので、... 2019.07.13 読書時間
読書時間 『奈良の寺 ー世界遺産を歩くー』(2003) 奈良文化財研究所編『奈良の寺 ー世界遺産を歩くー』岩波新書、2003年、2007年第13刷第一次大極殿は2010年平城遷都千三百年に復元したというから、この本の時は建設中だった。朱雀門はできていたので、近鉄京都線で近鉄奈良に向かうと朱色の門... 2019.07.12 読書時間
読書時間 『古代日本の女帝』(1996) 上田正昭『古代日本の女帝』講談社学術文庫、1996年講談社現代新書『女帝』(1971年)、のち『日本の女帝』(1973年)と書名を改めた。文庫化にあたり「天皇」の称の厳密化を考えたが、読者のことを考えて旧版のままにして、追記で補っている。上... 2019.07.03 読書時間
読書時間 『翻訳とは何か 職業としての翻訳』(2001) 山岡洋一『翻訳とは何か 職業としての翻訳』日外アソシエーツ、2001年、2003年第3刷翻訳とは因果なものである。このところ翻訳に関して少しばかり本を読んでの感想である。職業翻訳家の山岡洋一氏(故人)の本の中から切り取った言葉が発端だった。... 2019.07.02 読書時間
読書時間 『翻訳問答』(2014) 片岡義男 鴻巣友季子『片岡義男×鴻巣友季子 翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり』左右社、2014年このところ、翻訳論の本を何冊か読み返している。本の整理の季節が始まって、段ボール箱から本を出しては戻すことを繰り返している中で翻訳論の本が何... 2019.06.27 読書時間
読書時間 『さらば学校英語 実践翻訳の技術』(2006) 別宮貞徳『さらば学校英語 実践翻訳の技術』ちくま学芸文庫、2006年<書誌情報>本書は1980年12月20日、ジャパンタイムズより刊行された『翻訳の初歩』を大幅に増補改訂したものである。第1章 翻訳は知的なパズルである 15頁第2章 翻訳は... 2019.06.26 読書時間