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『へんりっく ブリキの太鼓』(2009)

森崎偏陸『へんりっく ブリキの太鼓』ワイズ出版、2009年、1,500円 Le Petit Parisienで「森崎偏陸氏と戯れる 寺山修司と天井桟敷」という森崎偏陸(へんりっく)氏の映画『へんりっく』の上映とトークの会があり、森崎偏陸氏が...
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自然情報と人工情報

加島祥造の『老子と暮らす 知恵と自由のシンプルライフ』(光文社知恵の森文庫、2006年)を朝からなんとなく読んでいる。 加島祥造が座談のなかで自分を語ったことが本になった。文庫なのに文字が大きくて見やすいのが老眼に優しい。 「情報には、二種...
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『『信長記』と信長・秀吉の時代』(2012)

金子拓編『『信長記』と信長・秀吉の時代』勉誠出版、2012年 『信長記』の諸本の史料学的な比較・検討の成果をまとめた論文集である。何故、研究所にあったかは記録がないのでもう分からない。 『信長記』の記述が信用に足るかは基礎的な検討が必要であ...
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『歴史の探究』(1968)

神山四郎『NHK市民大学叢書 歴史の探求』日本放送出版協会、1968年 「私は、歴史の本に書かれている事実が実在の事実そのものではなく、実在の事実に近づこうとしながらも、なかなか近づき得ないもどかしさを、むしろ歴史学の本質だと思っている」(...
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『古代日本と朝鮮・中国』(1988)

直木孝次郎『古代日本と朝鮮・中国』講談社学術文庫、1988年 書誌情報 昭和34年から昭和61年までの論考をまとめるにあたり誤植を訂正したほか若干手を加えたという。初出一覧と索引が付く。 直木孝次郎が古代史で受けた衝撃について書いていた。 ...
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『中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝』(2021)

小島毅『中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝』講談社学術文庫、2021年、kindle版 書誌情報 2005年刊行の中国の歴史シリーズを講談社学術文庫版にし、2021年に電子書籍化した。その意味で、岩波新書のシリーズ中国の歴史5巻(20...
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『本は私にすべてのことを教えてくれた』(2004)

谷沢永一『本は私にすべてのことを教えてくれた』PHP研究所、2004年 「◯◯は私に(人生の)すべてのことを教えてくれた」とかいうタイトルは色々ある。◯◯は人によって「お茶」であったり「山」であったりする。長い付き合いがあったということだろ...
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『COO 遠い海から来たクー』(1993)?

景山民夫、山本二三『COO 遠い海から来たクー(Newtype garden stories)』角川書店、1993年 山本二三(にぞう)氏が景山民夫の原作をイラストで書いた大型絵本。山本二三氏は美術監督として数々のアニメを手掛けている。南の...
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『〈新装版〉英文読解のナビゲーター』(2021)

奥井潔『〈新装版〉英文読解のナビゲーター』研究社、2021年 奥井潔は1924年に台湾で生まれ、2000年に亡くなっている。 本書は近代日本が西欧文明を取り入れた宿命として、日本語が変容したことや、日本語と西欧語との緊密な関係が語られる。 ...
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『勉強の哲学 来るべきバカのために 増補版』(2020)

千葉雅也『勉強の哲学 来るべきバカのために 増補版』文春文庫、2020年 書誌情報文藝春秋より『勉強の哲学 来るべきバカのために』を2017年に刊行した。文庫化にあたり、「補章」を書きおろし増補とし、解説「究極のビジネス書」を佐藤優氏が書い...