断片記憶

断片記憶

よき人と 遊び戯れ 師走ゆく

よき人と 遊び戯れ 師走ゆく 今年もよく遊んだ。楽しい日々だった。そんな今年も師走の慌ただしさの中に過ぎようとしている。来年はどんな年になるのだろう。
断片記憶

古書店主のたくらみ

ライトアップした鳩の街にある古書肆右左見堂へやってきて『綜合文藝同人右左見第二号』を買う。クジはハズレでゴミ袋をもらう。『右左見』第二号の巻頭に右左見中道氏が「古書店主による「趣味学」原論」を書いている。読者に渡った新刊本は古書店を介して流...
断片記憶

知的生活の方法の先達

清水好子『紫式部』岩波新書、1973年 渡部昇一の『知的生活の方法』(1976年)にはカードに書くより本に直接書き込む方法がよいと書いてあった。私は結局、梅棹忠夫の京大式カードも渡部昇一の直接書込み方式も中途半端に終わり、本の処分とともに記...
断片記憶

『東京おいしい老舗散歩』(2017)

安原眞琴、画・鈴木透『東京おいしい老舗散歩』東海教育研究所、2017年 東京の町の路地や自然あふれる神社などありふれた日常の道を歩き、老舗に立寄る為の散歩ガイドです。12ヶ月の構成になっています。場所も上野浅草を中心としたいわゆる東京の東側...
断片記憶

流れ星 過ぎて見えない 冬の空

流れ星 過ぎて見えない 冬の空 ふたご座流星群の到来する12月の空、微かに流れたかもしれない。そんな記憶だけが残る。零時を過ぎても明るい都会の夜空であった。
断片記憶

「いっとかなあかん店」

140Bのブログ 江弘毅「世の為、の店」の第4回「いっとかなあかん店」と「いっとかなあかん街」を読んで、「いっとかなあかん」の意味が分かった。 割烹のご主人が「今日は淡路のいい雲丹が入りました」と挨拶したら、「それ、いっときますわ」という呼...
断片記憶

ちょっと寄り道

寒い夜道を歩いて上総屋に向かう。暮れになり、カレンダーを頂いた。張り紙を見ると「作」と「貴」があり、何かこだわりで仕入れたのかと聞いたが、注文したのは若奥さんだった。いつか昼にでも聞くことにしょう。まだ飲んでなかった方にした。辛口の酒でキレ...
断片記憶

見込みの翡翠

法然院の講堂で毎年個展を開く雨月陶齋先生と知り合ったのはいつの頃だったか、まだ、先生の贔屓のAが舞妓さんだった頃だと思う。舞妓さんとご飯食べしたあとにお茶屋で挨拶したのが最初だった。 今年の紅葉は例年になく早かったので、途中の安楽寺の紅葉も...
断片記憶

祝永世七冠達成!

羽生善治棋聖が竜王位を奪取して、将棋界初の永世七冠を達成しました。まずは目出度い。タイトル獲得数も99となりました。最初の竜王位からずっと見てきた。歳を重ねたわけだなあ。今期の竜王戦は羽生善治棋聖の充実ぶりがすごい。渡辺竜王も一勝を返すのが...
断片記憶

師走雑感

師走になった。 流石に本を片付けてから半年経つと散らかり始まる。エントロピーは増大するわけだ。油画など意外に場所をとるものも買ってしまったので、少し反省している。引き出しに入っていたコースターはLe Petit Parisienで使ってもら...