断片記憶

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書票の行方

日本書票協会短信No.14 2017.10.1(年2回発行)を見る。 日本書票協会の短信という名を会報をLe Petit Parisienで見せてもらった。書票協会が主催す蔵書票の交換会の案内が最初に書いてあった。私は蔵書票の沼に嵌っていな...
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読書の秋とは名ばかり

読書の記憶を書いていて、仕事に関係するものを読む時間が長くなったことに気がつく。10月は研究会や交流会で趣味の時間はお預けになっている。研究会と交流会は趣味ではないのかと言われると、趣味のようなものだが読書そのものではない。私の趣味は履歴書...
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優雅さということ

kindle版『吉田健一 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』のなかの『文学の楽しみ』にT.S.EliotのThe Waste Landのことが書いてあって、エリオットの『荒地』を岩波文庫の岩崎宗治訳で読むことにした。 吉田健一がエリオットの...
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「人間観相学に関して」

曳舟夜話4 「人間観相学に関して」 LE PETIT PARISIENで久々に曳舟夜話があった。国立西洋美術館の「アルチンボルド展」でGiambattista della PortaのDe humana physiognomonia(158...
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同人雑誌なるもの

同人雑誌の人間関係について大岡信が「僕たちが二十歳前後のころの関係と今の若い人のと較べただけでも、もう随分違っているように感じる」と対談の中で喋ってから(対談 大岡信・高階秀爾「サンボリスムと遊び 天心における西洋と伝統」(1976.3.3...
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気の用心

知り合いの姉君より許可された、フリーペーパーの記事のタイトル集を知り合い自ら書き写してくれたのを見て和む。 例えば、こんなタイトルである。 「気の用心」 普通に考えれば「火の用心」である。落語好きであれば、「二番煎じ」を思い出し、にやりとす...
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興味本意でいく

事務所で平積の本を適当にとって読んでいたら、「好きなことしか書かない」と書いてあった。そうだ、「今、興味があるものしか読まないことにしよう」。そして、「好きなことしか書かないようにしよう」と思ったら、四都手帖私家版で非公開になるのが増えるの...
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秋色のブログ

少し早いが9月1日よりブログのデザインを秋色に変えた。紅葉の色は初秋ではなく晩秋であろうか。初秋のデザインが欲しいと思ったが、テンプレートにはなかった。 このブログにも四季はあった。今年はかき氷のデザインを使わないで夏が終わってしまった。雨...
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蓑虫の装丁にまつわる話

大貫伸樹『装丁探索』(平凡社、2003年) 大貫伸樹氏の『装丁探索』を読んでLE PETIT PARISIENでの「H氏と語る」に出かけた。この本は刊行本にオリジナルの版画と栞を付けた限定版(31/33)。玉ノ井カフェの甘夏書店の棚置にあっ...
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駒千の思い出

先日、監督とお邪魔した御茶漬 駒千の駒千代姐さんがお亡くなりになりました。残念です。四代目みな子姐さんとお知り合いだったというので、監督にDVDを持ってきてもらい、お店のテレビにつなげて皆んなで見ました。まだまだ向島の話を聴きたかった。 御...