折々の歌

断片記憶

時を経て花の記憶はさらならで

軒端の風に心騒がす

大岡信の『折々のうた』が始まったのはいつだか忘れてしまった。wikiでも見れば載っているだろう。しかし、自分のwikiがあるわけでもないので、いつ出会ったのかは、正確には思い出せない。

FBの載せた短歌は、親切にも日付と写真がついているので、花は何の花なのか分かる。言葉の約束で花と言えば桜を思い浮かべたのだが、実際は、版画を見ての想いを短歌形式で止めたのだった。

存在しない花の話である。言葉は抽象的になればなるほど象徴的になる。我々が花と認識するものをAIはどう識別するのだろうか? 形態として花は区分できても、抽象画をどう受け止めるのだろうか。万人が花と感じるポイントをどう学習するのだろうか。

小泉淳作の山法師

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