梅原猛氏逝く

断片記憶

2019年1月12日に梅原猛氏が肺炎で亡くなられた。

『隠された十字架ー法隆寺論』(1972年)を読んだのが最初でした。修学旅行の前に高校の物理の先生が熱心に勧めてくれたのがきっかけでした。今まで読んだことのないような熱い語り口が印象的でした。修学旅行はグループ行動のため、国立博物館と東大寺を見ましたが、法隆寺は記憶に残っていません。50歳を過ぎて修学旅行のやり直しをした時には、もう、すっかり本のことは忘れていました。

『仏像 心とかたち』(1965)を読み、仏教への興味を持つようになりましたが、その後の梅原猛氏の論考は、荒削りなので検証作業が素人の私には手に負えないため、読み方が難しくなりました。仮説思考という考えるヒントを与えてくれたことは間違ありません。至心合掌。

コメント

タイトルとURLをコピーしました